アポイントを平然と破る社長

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ある日、融資取引のある社長から電話があり、ある特定の商品について詳しく話を聞きたいとの依頼を受けました。
後日、私とその商品の専門スタッフが社長のところに訪問し内容について説明を行いました。
社長からはその商品の導入について前向きな反応があり、当方にて条件等細部を詰めて改めてアポイントを頂戴の上、訪問することになりました。
社長からはその商品の導入を急ぎたい旨の話もあったため、私とその専門スタッフは優先して社長からの依頼事項の詰めを内部にて行いました。
そして社長の意向に沿った形で条件面を提示することを可能にし、社長に電話連絡の上、アポイントを取りました。

アポイントの当日、私と専門スタッフは約束の時間に社長のところを訪問しました。
10分ほど前に私たちは到着したためか、社長は外出中とのことでした。
私たちは応接室にて社長の帰社を待ちました。
しかし10分、20分と待っても社長は帰社しません。
会社の社員に確認を取ったところ、「メールにて連絡をしていますが、返信がありません」との回答。
私はその場で社長の携帯に電話をしましたが、コールのみの状態です。
30分経っても社長は帰ってきません。
私たちは「これはだめだ」と思い、名刺を置いて会社を後にしました。





銀行に戻ってしばらくすると社長から電話がありました。
社長からは「うっかりしちゃって」。
私は当然、詫びの言葉があるものと考えていましたが社長からは「うっかりしちゃって」の一言だけ。
逆に条件面ぐらい電話で済む話だとわびれた様子は一切ありませんでした。
普通はお詫びの言葉がありますよね。

銀行に限らずどんな会社の取引でも同じだと思いますが、取引先とは信頼関係が基礎にあります。
銀行の融資取引に関して言えば、もちろん融資先の業績等は重要ですが、その前にその会社もしくは社長との信頼関係があってのことです。
アポイントを平然と忘れ、かつお詫びの姿勢すら見せない社長を信頼し、好きになることは出来ません。
このような先に融資など安心して出来るものではありません。
今後、この会社から融資の相談があってもきっと消極方針で検討することになります。





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