会社社長の住宅ローン審査
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会社社長の住宅ローン審査はサラリーマンに比べて厳しい
会社社長の住宅ローン審査は一般のサラリーマンに比べて、私たち銀行員は慎重に審査を行います。
それはなぜか?
一言で言えば 社長=会社 だからです。
通常サラリーマンの住宅ローン審査において収入面については源泉徴収票や確定申告書のみで行います。
もちろんどの会社に勤務されているかは、収入の安定性の面から考慮します。
一方、会社社長の場合は本人の確定申告書など収入を証する書類とともに、経営している会社の決算書の提出もお願いしています。
会社社長の住宅ローンは本人と会社の双方を審査します
つまりサラリーマンの場合はもっぱらご本人についてのみ住宅ローンの審査の対象とするのにくらべ、会社社長の場合は、ご本人と会社の双方を住宅ローンにおいて審査しています。
社長本人の収入が相応にあって、経営する会社の決算も黒字であれば、その他の審査項目に問題がなければ、住宅ローン審査はOKになると思われます。
逆に社長本人の収入が相応にあっても、経営する会社の決算が大幅な赤字であれば、住宅ローン審査は厳しいものになると考えられます。
会社が赤字の場合の住宅ローン審査
経営する会社の決算が赤字の場合、私の銀行員は住宅ローンの審査において大きくつぎの2つのことを心配します。
1つめは社長本人の収入の安定性です。
社長本人に収入が経営する会社からの役員報酬の他に、不動産の賃貸収入など安定的なものがあればよいのですが、収入の大半を経営する会社からの役員報酬に依存している場合に問題になります。
それは経営する会社が赤字決算の場合、社長への役員報酬が減少、場合によっては大幅に減少することがあるからです。
社長の収入はその会社の業績に直結しているとも言えるため、銀行員は経営者の住宅ローン審査において、会社の財務内容も審査するのです。
2つめは経営する会社が赤字決算の場合、社長本人への報酬を減額などするほかに、社長の資金を会社に貸付ける懸念があるからです。
住宅ローンの返済原資は当然ながら社長本人の資金からです。
しかし経営する会社の資金繰りが苦しい場合、社長本人が会社に資金を貸し付けする場合がよくあります。
こうなった場合、住宅ローンの返済原資が会社の資金へと流用され、住宅ローンの返済が滞るケースが考えられるからです。
実務においても会社を支えるため、社長の資金・資産を会社につぎこみ、住宅ローンの返済が延滞となっているケースが多いのです。
この大きく2つの理由から、私たち銀行員は会社社長の住宅ローン審査において、経営する会社の決算状況も審査を行うのです。
これに関連してよく見かけることなのですが、会社の税金対策として「わざと」赤字決算にしたり、大幅に利益を圧縮している会社決算書をお見かけします。
この場合は経営会社そのものへの融資審査が厳しくなることの他に、社長の住宅ローン審査においても思わぬ足を引っ張ることにもなります。
税金対策はほどほどに。
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