消費税を完納してから融資申し込みをするべきでしょうか？

消費税を滞納している状態で、事情を話して銀行に融資の相談をした方が良いのか、それとも消費税を完納してから融資の相談をしたら良いのかが今回のテーマです。
資金切り面を考えた正攻法をご紹介します。

消費税の滞納と融資申し込みに関する質問

会社を経営しています。
この先の資金繰りを考えて運転資金の融資を相談したいと思っています。
以前に銀行から受けた運転資金の融資の返済が進んでいます。
しかし1つ不安があります。
それは現在、消費税を滞納していることです。
手元資金で消費税を完納することは可能なのですが、そうすると資金繰りが悪化して運転資金が不足してしまいます。
本来であれば消費税を完納してから銀行に融資の相談をすべきかと思いますが、もし融資が出なかったことを考えると完納することに二の足を踏んでしまいます。
かといって消費税を滞納している状態では銀行から融資を断られると思います。
どうすれば良いのでしょうか？

消費性を完納するかどうか

この会社の悩みは次のとおりです。

消費税を滞納したままで融資申し込みが正攻法

確かに消費税を完納してから融資の申し込みを行うことが正しいのは事実です。
しかし、もし融資が出なかったら資金繰りが行き詰まってします事態は何としても避けなければなりません。
資金繰りが行き詰まればその時点で事業は破綻します。
したがって正攻法は消費税を滞納した状態のままで銀行に融資相談をすることです。

融資が可能であれば消費税を完納する

銀行に融資相談をする際には次のことを伝えてください。

要するに事実をしっかりと銀行に伝えることです。
事実を話せば融資を即時に断られてしまうのでは？とも考えられますが、少なくとも現在融資を受けている銀行では現在の融資の返済もしてもらわないといけないと考えますから、簡単に消費税を滞納しているからといって融資を断ることも難しい側面があります。
したがって銀行は消費税が滞納している事実は一旦横において、まずは融資が可能かどうかを審査します。
そして融資が可能と判断されれば手元資金で消費税を完納し、その後融資を受けることで資金繰りを維持することができます。

消費税を完納してから融資申し込みをするべきでしょうか？のまとめ

以上、消費税を滞納している場合の融資申し込みについてまとめますと次のようになります。