財務分析・資金繰り入門8 固定長期適合率


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固定長期適合率とは

固定長期適合率は長期的な資金繰りの安定性を図る指標です。
最初に固定長期適合率の算出方法を説明します。
固定長期適合率=【(固定資産+投資等+繰延資産)/(純資産+固定負債)】×100(%)

固定資産や投資などは短期に現金として回収することは出来ません。
機械設備や営業車両、事務所の入居保証金などが固定資産や投資等に該当しますから、これらの資産は事業に使用されることにより、少しずつ利益の形で事業活動に還元されていくものです。
したがって固定資産などは返済義務のない純資産や返済義務はあるものの、返済期間が長期に及ぶ固定負債で賄われることが望ましいと言えます。

固定長期適合率は上の計算式からおわかりのように、回収に長期を要する固定資産などが純資産や固定負債で賄われている割合を示すものです。
固定長期適合率が100%以下であれば、固定資産などはすべて純資産や固定負債で賄われていると言えます。

固定長期適合率が100%以上の場合

固定長期適合率が100%以上の場合には、固定資産などの一部が短期間に支払義務のある流動負債で賄われていることを示しています。
固定資産などは現金回収に長期を要する資産です。
一方で流動負債は短期で支払義務のある負債です。

こうなると当然資金繰りを圧迫することになります。
ちょっとオーバーですが、わかりやすく説明するとマイホームをカードローンで購入したのと同じことです。
カードローンはすぐに返済しなければならないものです。
当然家計を圧迫するはずです。
企業でも同じことが言えますから、資金繰りを圧迫することになるのです。

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