業績のV字回復は素直に受け取れない

更新日:

最近面談したある中小企業の社長が「業績がV字回復した。この決算書であれば追加融資が受けられるでしょ」と自慢げに話をされた。
業績のV字回復に社長の顔は達成感に満ち溢れた印象を受けました。

確かにV字回復をすべく目に見える努力はもちろん、目に見えない努力もされた結果だと思います。
しかし銀行員というのは少なくとも融資審査においては相当保守的な考えを持っています。
意地悪な面を持っているとも言えるかもしれません。

銀行が融資先に求める第一のことは「安定感」です。
安定感があればある意味で安心して融資をすることが出来るからです。
したがって売上が増加する場合にも、いきなり大幅に増加するのではなく、ゆっくりと、じりじりと増加することを歓迎しています。

V字回復のような急激な業績の回復は逆に警戒感を持ってしまいます。
V字回復した後は逆V字急落をするのではないかと。

またよくある例ですが、業績が急拡大していても社内の体制はそうすぐには整備出来ません。
業績が急拡大する一方で、社内の管理体制がそれに追随出来ないため数年後には内部崩壊のような形で破綻していまうケースは少なくないのです。

繰り返しですが業績のV字回復は確かにすばらしいことです。
しかし銀行員はそのことを素直に歓迎していません。
V字回復した要因は一過性のものではないのか、今後も安定して現在の業容を維持出来るのか・・・。

V字回復後の安定感をいかに説明し銀行融資マンを納得させるか。
このあたりがポイントです。



-未分類
-,

Copyright© 銀行員の融資総合ガイド , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.