借入金過多


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年商対比の借入金が多い企業は、そのまま放置すれば確実に資金繰りの行き詰まりを招きます。

ある中小企業(製造業)の年商と借入金の推移です。
(単位:百万円)

  2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
売上高 190 130 129 95 88
総借入金 112 138 152 145 142
借入金比率(%) 58.9 106.2 117.8 152.6 161.4

年商の半分以上の借入金は要注意

2006年こそ借入金は年商を下回っていますが、その後は売上の減少もあって借入金が年商を上回る状態が続いています。
このような状態になるともう通常の営業では借入金の返済はほぼ無理です。
この中小企業は2008年に借入金の返済が不能となり、返済条件の緩和を行っています。

借入金は何に使われているのか

借入金が年商を上回る状況では、ほぼすべての中小企業において借入金が収益を生まない資産に投入されているか、赤字の補填に使われているかのどちらかです。
収益を生まない資産とは、不良化している在庫とか回収が進まない売上債権、直接には事業に関係のない貸付金とかリゾート会員権などです。
このような資産は将来収益を生み出すことはほとんど期待できず、借入金の返済原資とはなりません。
したがって可能であれば収益を生まない資産で処分できるものは処分して、少しでも借入金を圧縮することが大切です。

借入金は収益も圧迫する

年商以上の借入金の支払利息も多額となります。
したがってどれだけ事業で利益を稼いでも銀行への利息の支払いで利益は吹っ飛んでしまいます。

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