銀行融資の基礎 売上増による運転資金需要

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売上が増えると手元に入ってくるお金が増えるわけですから、今までよりも少ない金額しか資金が必要にならないと思われるかもしれませんが、実は逆で売上が増えると今まで以上に資金が必要になってきます。

必要な運転資金、つまり所要運転資金は、【売掛金+受取手形+在庫-買掛債務】で求められます。
この仕組みの詳細は下記の記事を参考にしてください。
→運転資金とは?

売上が増えると掛売り、つまり売掛金や受取手形が増えます。
売掛金や受取手形は売上があったものの、その代金はこれから先に入ってくるものですからまだ手元にお金が入ってきていません。
手元にお金が入ってきていないわけですから、売上代金を次の仕入資金や人件費などの経費に使用することが出来ません。

また売上が増えると当然商品を製造するための原材料や商品そのものを今までよりも多く準備しなければなりません。
つまり在庫の積み上げです。
原材料や商品を今までより多く準備しなければならないわけですから、当然資金がより必要になります。

つまり上記所要運転資金の算出式【売掛金+受取手形+在庫-買掛債務】のうち売掛金+受取手形+在庫が増加しますから所要運転資金が多くなるのです。
もちろん買掛債務も増えますが、売掛金+受取手形+在庫の方がより多く増えますから所要運転資金は必要になってきます。

このように売上が増えること自体は喜ぶべきことですが、その分資金も必要になってきます。
売上増加を計画するときは、どのように売上を増加させるかといった方法や工夫を考えるだけでなく、資金手当てもしっかりと準備しなければなりません。



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