銀行融資の基礎 売上代金回収長期化による運転資金需要

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売上金の回収が長くなると、それだけ資金が手元に入ってくるのが遅くなるわけですから、資金の立替期間が長くなり運転資金需要が発生します。
必要な運転資金、つまり所要運転資金は、【売掛金+受取手形+在庫-買掛債務】で求められます。

売上金の回収が長くなるということは上記の所要運転資金の算出式に当てはめると、売掛金や受取手形の残高が多くなりますから、所要運転資金が増加することになるのです。
手元にお金が入ってくるのが遅くなるわけですから、売上代金を次の仕入資金や人件費などの経費に使用することが出来ません。
ですから資金不足が発生し運転資金需要が発生するのです。





この売上金の回収が長くなる、つまり売掛債権回転期間が長くなる場合は銀行融資の申込みには少し注意が必要です。
売掛債権回転期間が長くなったことが原因で銀行融資の借入が必要となる場合、銀行員はあまりいい顔をしません。
売掛債権回転期間が長くなった場合、銀行員は売掛金が不良化しているのではないかなどとマイナスのイメージを第一に考えます。

もし売掛金の一部が不良化していることが原因で資金需要が発生しているのであれば、そのことを正直に銀行に話されることをおすすめします。
変に隠したりごまかしたりすると銀行の不信はますます大きくなり、銀行融資に慎重になってしまいます。
あっさりと不良化していることが原因で資金が足りないことを伝えた方が良い結果を生むことが多いと思います。

一方で取引先から売上代金の支払条件を変えてほしい、つまり売上代金の回収期間を長くしてほしい旨の依頼があって、それが原因で資金不足が発生する場合は、それをそのまま銀行に伝えてください。
取引先から売上代金の支払いを長くしてほしいとの依頼は決して珍しいことではありません。
銀行も原因がわかったほうが融資審査をしやすいのです。





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