勝手に連帯保証人にされました

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◆質問

私の父は自営業をしています。
事業資金の銀行融資をうけるために、私を勝手に連帯保証人にしたようです。
私はまったく知りません。

銀行融資の返済を遅れているようで、先日、銀行から私に連絡があり上記のことがわかりました。
銀行が提示した書類を見ると、連帯保証人欄に私の住所や氏名、それと実印が押されています。
私の知らないところで、勝手に父が署名や実印を押したものと考えています。

私は一切承知していません。
連帯保証の契約は有効なのでしょうか?

◆回答

連帯保証の契約は意思表示のみによって成立します。
契約書として書面に残すのは、後々のための証拠として意味があるからです。

ご質問者が連帯保証契約の承諾の意思表示をしていないのであれば、どれだけ契約書という書面があっても、連帯保証契約は成立しないのが原則です。
しかし、一方で、取引の安全を保護するために表見代理という制度があります。

※民法第百九条
第三者に対して他人に代理権を与えた旨を表示した者は、その代理権の範囲内においてその他人が第三者との間でした行為について、その責任を負う。ただし、第三者が、その他人が代理権を与えられていないことを知り、又は過失によって知らなかったときは、この限りでない。

つまり、実印というものが「他人(父)に代理権を与えた」と考えることができ、その実印が押印されている契約書を信じた相手方(銀行)を保護するということです。

しかしながら、銀行はプロですから連帯保証契約にあたりご質問者自身に意思の確認をしていないという大きな落ち度があるのも事実です。
現在の銀行実務においては、連帯保証人への直接の意思確認が絶対となっています。

現実的な対応としては、銀行側に連帯保証契約について承諾していない、知らないということを繰り返し主張されることです。
銀行側がそれでも連帯保証債務の請求を行ってくる場合には、ご質問者が単独で対応されることには限度がありますから、弁護士など専門家に委任するのも1つの方法だと思います。

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