連帯保証人と不動産の名義変更

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◆質問

友人が事業資金の融資を受けるに当たって、私は連帯保証人になっています。
最近、友人の事業は思うように行っていないようで、非常に心配しています。
万が一の場合には連帯保証人である私に返済の請求が来るものと覚悟はしています。
ただ私は母と共有名義で不動産を持っています。
連帯保証人であれば状況によっては不動産を取られてしまうのではと心配しています。
そのために、名義をすべて母に変えて不動産を取られないようにと考えています。
どうしたらよいでしょうか?

◆回答





不動産の名義を母に変えることは物理的には可能なことです。
ただ気になるのは、名義を母に変える目的が万が一の場合に不動産を取られないためという点です。

金融機関の立場から考えると、連帯保証人に返済請求をしても返済が受けられない場合、不動産を処分してその対価から返済を受けることが出来るという「期待」を持っています。
そして不動産を失わないために名義を母に変えるという行為は、この金融機関の期待、引いては不動産処分にて回収出来るという金融機関の利益を害する行為とも考えられます。

このように相手方、ここでは金融機関の利益を害することを知って上で行う行為は「詐害行為」といって、後から取り消しをされる可能性があります。
このリスクを考えた上で判断される必要があろうかと思います。

参考法令
(詐害行為取消権)
民法第四百二十四条
債権者は、債務者が債権者を害することを知ってした法律行為の取消しを裁判所に請求することができる。
ただし、その行為によって利益を受けた者又は転得者がその行為又は転得の時において債権者を害すべき事実を知らなかったときは、この限りでない。
2 前項の規定は、財産権を目的としない法律行為については、適用しない。





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