従業員の退社が目立つ会社に融資は出来ません

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銀行は融資先の内部事情をよく知っているようで実はそれほどわかっていません。
銀行員が融資先を訪問する場合、銀行のセールスなどいろいろな目的があるのですが、会社の雰囲気を探るというのも訪問目的の1つです。

どれだけ決算書を分析しても、やはり融資先の現場を見ないと実感はわきません。
現場を見て初めて決算分析による問題点が明確に裏付けされるということも珍しくないのです。
普段から融資先を定期的に訪問することで、融資先の通常状態の姿がわかります。
そして「いつもの雰囲気の違う」という直感が、実はものすごく銀行員の融資感覚としては大事なのです。

「いつもと違う」と感じる1つに従業員の退社があります。
寿退社程度であれば何も問題はないのですが、時折、一定期間に従業員が次々と会社を去っていくことがあります。
従業員が次々と去っていく会社が業績順調ということはありません。
次々の従業員が会社を去っていくということは、その会社に重大な問題が発生している何よりの証拠です。
少なくとも融資担当の銀行員はそのように考えます。

このような状況が判明した場合、少なくとも追加の融資を検討することはありません。
むしろ融資の債権保全を最優先に考えるようになります。
従業員の退社が目立つ会社は「危ない会社」なのです。

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