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決算書の流動資産に計上されている受取手形や売掛金について、銀行がまず最初に分析にするのはいわゆる売掛債権回転期間です。
売掛債権回転期間に関しては下記の記事をご参照ください。
→銀行員の決算書分析 売掛債権回転期間
では受取手形や売掛金そのものについては銀行はどのように見ていると思いますか?
どういったところと取引があるのかを見ているとともに、回収不能となっている債権が含まれていないかを注意深く見ています。
これが一番の目の付け所です。
前期や前々期の決算書と対比していると、同じ売掛先で同じ金額がいつも計上されている場合がしばしばあります。
1年も2年も同じ売掛先に同じ金額が計上されているのは明らかに不自然です。
このような場合は、相手先が倒産などをしていて既に回収不能となっていることがほとんどです。
税法上の問題もあり損失が確定するまでは売掛債権として計上しなければならないとも聞きますが、少なくとも銀行の融資審査においてはこのような債権は不良化しているものとみなしています。
中には既に損失が確定しているにもかかわらず、決算対策の問題もあって損失として計上せず(できず)、いつまでも受取手形や売掛金として計上している場合が見受けられます。
受取手形や売掛金に長期滞留しているものを発見した場合は、銀行はその債権を損失とみなして決算書の分析を行っています。
ですからこのような場合は破産・更正債権として受取手形や売掛金からはのぞいて決算することが銀行的にはよい評価となります。
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