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事例の会社は食品加工業で年商は1億円強。
直近の決算内容は利益は黒字のものの、依然債務超過の状態。
総借入金は4,000万円ほど。
ちなみに信用格付は10段階で5ランク。
信用格付だけでは融資が出来ない状態ではない。
ノンバンクからの借入
今回この会社から運転資金の申込があったのですが、結果はお断りしました。
断った決定的な理由は今回新たにノンバンクから新規借入をしていることです。
ノンバンクというのは概ね銀行の融資金利に比べて相当高利です。
資金繰りがきつくなければ、そんな高利な借入はしないはずです。
つまりノンバンクからの借入自体が悪いということではなく、ノンバンクからの借入→高利である→資金繰りが相当にきつい、逼迫している ということをあらわしています。
資金繰りがきついからといって普通は高利のノンバンクからの借入はしません。
ノンバンクからの借入を行うということは、かなり資金繰りが逼迫しているということを物語っています。
資金繰りが逼迫しているといって融資借入をすべて断るということではないですが、簡単には融資審査は通りません。
売上の減少はただちに融資に否定的な原因とはなりませんが、この会社の場合最近相次いで主要な販売先からの契約が打ち切りとなっており、今後ますます売上の減少が見込まれる状態ですので、融資には慎重な姿勢とならざるをえません。
債務超過の影響
債務超過の状態もただちに融資を断る理由とはなりませんが、当社の場合、債務超過の割合が大きく、売上が今後も続くことが予想される状態では債務超過解消の明確な見込みが立たない状態です。
債務超過額が今後増加する可能性すらあり、やはり融資に慎重となる要因となります。
それと運転資金という資金使途ですが、当社の場合、売上の回収と支払のバランスがほぼ取れており、理論上それほど運転資金を必要としない形態になっています。
売上が減少している中ではますます運転資金の必要額は減少していきます。
当社の場合、運転資金というよりはノンバンクからの借入があることや債務超過であることを考えると、実質の資金使途は今ある借入金の返済と赤字の埋め合わせだと推測されます。
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