資金繰り改善マニュアル お金の流れを理解する

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資金繰りを改善するにはまず資金繰りがきつい原因を知らなければなりません。
原因を知ってはじめて有効な資金繰り改善対策を打つことが出来るからです。

まずは自社の資金の流れを理解する

自社の資金繰りの原因を探る前に、まずはお金、つまり資金の流れを理解しておきましょう。
すでにご承知の方は確認のうえで、ご覧ください。
資金の流れがわかれば、どこに自社の資金繰りの問題があるのかが見えてきます。
資金はうそをつきません。
資金は実に見事に会社の実態を浮き彫りにします。

資金の流れをわかりやすく理解するために、今からラーメン店を新規に立ち上げることを例に考えていきます。
あなたはそのラーメン店のマスターです。

お金はいろいろなものに姿を変える

あなたの手元には今5,000万円の現金があります。
ラーメン店の経営を夢見て長年コツコツとためてきたお金です。
まずは出店する場所を確保しなければなりません。
出店したい場所の近くの不動産屋さんに行って、不動産物件を借りることにしました。
不動産屋さんには仲介料を、物件のオーナーには保証金を支払います。
ここであなたの手元にあるお金の一部は仲介料として出て行き、一部は保証金に姿を変えます。
さて物件は決まりましたが、ラーメン店らしく内装工事をしなければなりません。
内装工事会社に頼んで、さっそく工事をしてもらいます。
ここであなたの手元のお金は今度は内装工事会社に工事代金として出て行きます。
内装工事が終われば、今度はラーメンを作るために鍋や料理道具を揃えなければなりません。
お客さんに食べてもらうために、どんぶりや皿、テーブルや椅子なども準備しなければなりません。
ここであなたの手元のお金は鍋やどんぶりなどに姿を変えます。

さて、開店の準備は整いました。
いよいよラーメンを作ります。
ラーメンを作るには麺やネギ、チャーシューなどいろいろな食材を購入しなければなりません。
ここであなたの手元のお金は今度は麺やネギなどに姿を変えます。
そしてラーメンを作り、お客さんに食べていただき、代金としてお金をもらいます。

このようにお金は保証金やどんぶり、麺などさまざまなものに姿を変えます。
そしてその姿を変えたお金は、最終的にラーメンを食べたお客さんからあなたの手元に戻ってくることになります。

資金繰りに悩む2つの原因

・お金はいろいろなものに姿を変える
・お金は先に出て後から戻ってくる
言い方を変えれば、
・お金は何に使われていて、今どうなっているのか
・お金はいつ支払をし、いつ回収出来るのか

です。

さきほどはラーメン店を例にとりましたが、お金は売掛金や受取手形、在庫、固定資産などに姿を変えます。
資金繰りを管理するには、お金つまり現金として残っているものだけでなく、姿を変えた売掛金や受取手形、在庫などが今どうなっているのかも管理しなければなりません。
また通常、会社の事業活動を行う上では、売上としてお金を回収する前に仕入れや人件費等の経費の支払をしなければなりません。
したがってどうしても資金が不足するのです。
その不足した資金をどう埋め合わせるのか、例えば銀行借入を行うのかなども資金繰り管理には欠かせないことなのです。



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