経常運転資金を超えて運転資金の融資は受けられないのでしょうか?

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原則として経常運転資金を超える融資には慎重姿勢

決算書の貸借対照表から経常運転資金は簡単に求めることが出来ます。
経常運転資金=売上債権+棚卸資産-買入債務

この算式で求められる経常運転資金は理論上の数字として確かに銀行では、運転資金融資の際の目線としています。
つまり貸借対照表より求められた経常運転資金の金額よりも、現在の運転資金借入が少ない場合には、銀行は新規の運転資金を融資しやすい状況にあります。
逆に貸借対照表より求められた経常運転資金の金額以上の運転資金借入がすでに存在する場合、銀行は新規の運転資金を融資しにくくなります。

なぜ経常運転資金の金額以上の運転資金借入がすでに存在すると、銀行は融資しにくくなるかというと、経常運転資金を超える運転資金借入は運転資金以外の使途に使われる危険性が高くなるからです。
銀行というところは融資審査の際に、その資金使途を重要視しています。
運転資金として融資したものの、実は運転資金以外に使われていたことを嫌うのです。

運転資金は売上金でもって返済するのが原則です。
銀行の側から見ると売上金は融資の回収原資となります。
ところが運転資金以外に使われている融資、あるいは経常運転資金を超える運転資金融資は売上金が回収原資となりません。
要するに銀行としては融資の回収に危険性を感じてしまうのです。

実際には融資に応じる場合も少なくない

では経常運転資金を超える運転資金融資は銀行は一切しないのかといえば、必ずしもそのようなことはありません。
経常運転資金を超える運転資金の融資を行うことは決して少なくありません。
それはなぜかというと、運転資金の必要額というのは常に変動しているからです。
例えば売上が増加すれば、経常運転資金は増加することが多いのです。
決算書で求められる経常運転資金の金額はあくまでも決算時点の数字です。
したがって、ある程度、決算書から求められる経常運転資金額を参考にしながら、今後の運転資金需要を予測して銀行は融資に応じているのです。

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