資金繰り改善マニュアル 在庫増は資金繰りを悪化させる

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商品を販売するには基本的に在庫は必需品です。
在庫がなければ購入する人のニーズに即対応することが出来ません。
したがってお客を確保し売上を確保するには一定の在庫は必要不可欠です。

在庫は資金繰り上はマイナスに作用する

一方で資金繰り上は在庫はマイナスです。
在庫を抱えるには当然ながら資金が必要です。
その資金は在庫が販売されてはじめて回収することができます。
在庫を抱えたものの、なかなかその在庫が売れなければ在庫を抱えるのに費やした資金はなかなか手元に戻ってきません。
在庫を抱える時間が長ければ長いほど資金繰りを圧迫するのです。

したがって常に在庫量を管理し、適正な在庫量に調整することが資金繰りをスムーズにする上では極めて大切なことです。

適正な在庫水準はどれくらい?

では適正な在庫量とはどれくらいでしょうか。
会社の業態によって在庫の適正水準は異なりますが、概ね月の売上の1か月分程度が適正な在庫水準と考えられます。

自社の在庫量はどれくらいあるのか?
棚卸をすれば一番正確に把握することが出来ますが、決算書にてごく簡単に自社の在庫量を把握することが出来ます。
それは在庫回転期間と呼ばれる数値です。

在庫回転期間は次の算式によって求めることができます。
在庫回転期間
=在庫÷(年商÷12)

例えば在庫量が2,000万円、年商が1億円の会社の場合、
在庫回転期間
=2,000万円÷(1億円÷12)
=2.4ヶ月
つまりこの会社は決算期時点では月商対比2.4ヶ月の在庫を抱えていることになります。

在庫回転期間の傾向を把握することが資金繰り管理の第一歩

資金繰りが悪化している会社の場合はこの在庫回転期間が決算期毎に年々長期化している傾向があります。
逆に資金繰りがスムーズな会社の場合は、在庫回転期間は決算期毎に安定しており、かつ年々減少傾向にあります。

この在庫回転期間の傾向の把握は資金繰りを楽にする上では重要です。
在庫管理を適正に行えば、必ず資金繰り上はプラスに作用します。
在庫回転期間のここ数年の傾向を確認してください。
一定しているか、あるいは年々短縮化傾向にあれば、あなたの会社の在庫管理は適正に行われていると考えられます。

逆に在庫回転期間が長期化する傾向にあれば、在庫管理を従来以上に厳格にするようにしてください。
そのまま放置すればますます資金繰りは苦しくなります。
ずさんな在庫管理は資金繰りを簡単に破綻させます。

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