資金繰り改善マニュアル 設備投資は資金繰りを悪化させる
ホーム>資金繰り改善マニュアル>資金繰り改善マニュアル 設備投資は資金繰りを悪化させる
会社の業容を拡大する、あるいは会社の現状を維持するために設備投資は避けて通れません。
一方で設備投資は通常多額の費用を伴うため、間違いなく資金繰りを苦しくしてしまいます。
設備投資にかかった費用は損益上は通常、法定耐用年数に応じて減価償却の形で一定の年数に分散させることが出来ます。
一方で資金は設備投資を実施した時期に一度に支払があるため、資金繰りを苦しめます。
損益のように一定期間に資金の流出を分散させることが出来ません。
設備投資の資金繰りへの影響を極力少なくするために、通常はその資金を長期分割返済の銀行借入で調達するのが一般的です。
問題は銀行借入の借入期間です。
設備資金借入はなるべく長くするのが資金繰りを安定させるコツです
儲かっている会社からの申込みの場合に多いのですが、実務を通じてよくある例で3年とかの比較的短期間の借入で設備投資借入を調達する会社があります。
もちろん設備投資の金額が少額なものであれば3年でもよいかもしれません。
しかしそれなりの金額の設備投資であれば、もっと長めの期間での銀行借入をされたほうがよいと私は感じています。
「なるべく早く返したい」「儲かっているからこれぐらいで返せるから」というのが借入期間を短くする場合の多い理由なのですが、借入期間が短期であればあるほど毎月の返済額は当然多くなります。
これからずっと先まで「儲かっている」とは限りません。
「儲からない」時期も必ず来ると考えたほうがよいと感じています。
というのは3年などの比較的短期の設備投資借入を行い、その後の業績悪化で借入返済に窮し、条件変更(リスケ)を申し込まれる会社がしばしばあるのです。
条件変更(リスケ)ができ、毎月の返済額が軽減できれば、とりあえずは資金繰りにめどがつくかもしれませんが、条件変更(リスケ)はその後の新規借入が事実上出来なくなるなどペナルティも大きいものがあります。
ですから余裕を見て、設備投資借入の期間は長めにして毎月の返済負担を少なくし、業績悪化の場合でも資金繰りに大きな支障がないように備えをすることが大切だと感じています。
かといって長ければよいというものではありません。
設備投資借入の最長借入期間は10年までと考えてください。
もちろんこれより長期の借入も不可能なわけではありませんが、返済に10年超を要する設備投資は「過大」投資です。
10年以内に完済できる範囲の設備投資が適正な投資額です。
設備資金借入の期間は5年から7年が妥当だと思います。
おすすめカードローンベスト3
1位 三菱東京UFJ銀行カードローン
銀行カードローン 限度額500万円 利率4.6~14.6%
2位 モビット
三菱東京UFJ銀行系 限度額500万円 利率4.8~18.0%
3位 クレディセゾン MONEY GOLD CARD
限度額300万円 利率6.47~8.47%
中小企業・個人事業主・経営者向けの資金調達
・《ビジネスローン》自営業者様のためにだけご用意した自営業者様専用商品
関連記事
- 銀行融資審査マニュアル33 設備投資融資の基本的な考え方
- 過大な設備投資は倒産の典型例です
- 設備投資が資金繰り破綻を招く
- 財務分析・資金繰り入門40 キャッシュフロー分析(2)投資キャッシュフロー
- 財務分析・資金繰り入門31 資金運用表の分析ポイント(2)長期面
- 設備負担による資金繰り悪化
- 過重な設備投資負担による資金繰り圧迫
- 銀行融資用語集 設備資金
- 資金繰り改善マニュアル 無駄な投資は資金繰りを悪化させる
- 設備投資資金を銀行融資で全額調達するのは無理です
- 設備資金の最低2割は自己資金を充当しているか
- 資金繰り改善マニュアル 資金繰りが苦しくなる8つの原因
- 銀行融資の基礎 設備資金
- 急ぎで銀行融資の審査をお願いしたいのですが・・・
- 資金繰り改善マニュアル 買掛期間の短縮は資金繰りを悪化させる
- 財務分析・資金繰り入門44 資金繰り表の作り方(2)支出欄
- 財務分析・資金繰り入門12 長短投融資比率
- 銀行融資審査マニュアル34 設備投資の目的別の審査の考え方
- 銀行融資審査と設備投資計画の妥当性
- 銀行に提出する資金繰り表について