資金繰り改善マニュアル 一部現金回収を交渉する


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資金繰りを改善する方法として売掛サイトを短縮する方法は既に説明しています。
売掛サイトを短くするには販売先への交渉と協力が必要ですが、こちらからの売掛サイトを短くする交渉は販売先にとっては支払サイトが短縮し販売先の資金繰りを圧迫することにつながりますから、なかなか思うように話が運ばないことも多いはずです。

そこで販売先への売掛サイトの交渉方法の1つとして一部現金回収を要請する方法をご案内します。
私の担当先でも結構交渉方法として取り入れているやり方です。
こちら側と販売先の双方が折り合える案とし実現性の高い方法です。

まず交渉の前段階として販売先にこちら側の事情を丁寧に説明します。
その上で一部現金支払を販売先に交渉するのです。
例えば現在は販売先からはサイト3ヶ月の手形で支払を受けているとします。
この場合は、すべての販売代金を現金払いに要請することは実際のところは難しいはずです。
そこで販売代金の1割とか2割とかを現金払いにしてもらい、残りの金額は従来どおりサイト3ヶ月の手形での支払いに変えてもらうのです。

この販売先には毎月100万円の商品を販売しているとします。
現在の回収条件はサイト3ヶ月の手形払いですから、銀行で手形の割引を受けない限りは、100万円の現金を手にするのは手形を受け取ってから3ヵ月後ということになります。

これに対して2割を現金払いにし、残りの8割を従来どおりのサイト3ヶ月の手形払いに変更した場合、販売時点で2割、つまり20万円の現金を回収することができ、残りの8割、つまり80万円が3ヶ月後に現金化することになります。

販売代金全部を現金払いにして欲しいといっても販売先の同意はなかなか得られないのが現実だと思います。
そこで折衷案として販売代金の何割かを現金払いにしてもらうのです。
この交渉案は結構販売先の同意が得られやすい方法です。
実際、この方法で一部現金払いに成功した私の担当先も多く存在します。

1つ1つ丁寧に説明してください。
販売先からの同意はこちらが思った以上に得やすいはずです。

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