銀行融資の基本

借入金の水準

借入金はゼロにこしたことはありません。
ただ日々の運転資金や機械の購入などで借入が必要になることがあります。
実際問題として多くの会社や個人事業主の方が銀行などから借入を受けています。
では借入金はどれくらいの水準までであればよいのでしょうか。
これは一概にはご案内がしにくいところです。
事業内容によって必要となる資金量に違いがありますし、収益力によっても異なってきます。
もっとも事業内容にかかわりなく共通していることがありますのでその目線についてご案内をしていきます。

支払利息が収益を圧迫

次の図をご覧ください。
ある中小企業の損益計算書です。

営業利益が2,580千円と黒字となっていますが、支払利息3,694千円の負担が大きくもっとも重要な指標と言われている経常利益が1,134千円の赤字となっています。
つまり、せっかく事業活動で2,580千円を稼いだにも関わらず、借入金の利息でその利益が吹っ飛んだということです。
こうなると「何のために日々商売をしているんだろう」とか「銀行のために仕事をしているみたい」という気持ちになってしまいます。
実はこの会社は70,000千円ほどの借入金をかかえています。
年間の売上高が135,741千円ですから売上高のおよそ半分の借入金をかかえているということです。
この借入金の負担のために利息で利益が吹っ飛んでしまっている状態になっているのです。

借入金は売上を3割から4割を限度に

売上対比どの程度が借入金の限度かをお示しすることは非常に難しいところですが、売上の半分以下、できれば3割か4割程度に留めることが目線だと考えます。
借入金の本来の目的は必要な資金を調達し、資金繰りを無難に回して事業活動を継続することにあるはずです。
ところが多額の借入金を抱えてしまいますとさきほどもご案内したように利息負担が増大し、本業の利益を圧迫するにとどまらず利益を吹き飛ばしてしまう可能性が出てきます。
また借入金が多いほど返済負担も多くなります。
一層資金繰りを圧迫することになります。
そもそもは資金繰りを楽にするための借入金であったものが、逆に資金繰りを圧迫し利益すら削減してしまうわけです。

事業と借入金をコントロールする

事業をする目的は、事業を継続し拡大し、そして利益を獲得することだと考えます。
借入金はこれらの目的を実現するための武器である反面、逆に目的を頓挫させてしまう武器にもある両刃の剣の側面があります。
借入金の水準を気にしながら、つまり資金繰りと相談しながらの事業拡大が大切です。



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