初めての銀行融資はどこがおすすめ？

はじめて銀行から事業資金の融資を受けようと思う時にはいろいろと心配することがあると思いますが、今回はどの銀行に融資の相談に行くべきかについてです。
融資担当の銀行員が説明をします。

初めての銀行融資のおすすめ先

初めて銀行融資を受けるにあたっておすすめの金融機関はつぎのとおりです。

初めての銀行融資相談に対する銀行員の反応

最初に初めて融資を受けるために相談にいった銀行等の金融機関の職員が抱く印象を説明します。
この図は見知らぬ会社や個人事業主の方が銀行等に融資相談に来られた場合に、銀行員が抱く心象です。

銀行等は歓迎しない

結論から言って初めて融資相談に来た事業者に対して銀行等は歓迎の気持ちをまったくもちません。
融資ができると喜ぶことはありません。
銀行は融資を本業の１つとしていますから、本来であればお客様から融資の相談を受けることは歓迎すべきことのはずです。
しかしながら融資はただお金を貸すだけではなく返済していただかなければなりません。
万が一融資したお金が貸倒れとなれば銀行は大きな損失を被ることになります。

どうしてうちに来たの？

融資に携わる銀行員はまず「貸倒れ」という考えが先行するために上の図のような「どうしてうちに来たの？」という思いを抱いてしまうのです。
数多くある銀行等の金融機関のなかでどうしてうちに来たのか、銀行員はまずこの点を不審にすら思い警戒をするのです。
また銀行の融資は融資先の事業に資する資金目的でなければなりません。
その目的を達するためには融資先が何をやっている会社や個人事業主なのかを知る必要があります。
公序良俗に反するような事業に対しては銀行は融資は行いません。
したがってさきほどの「何をやっている会社（人）？」という心象を持つのです。

初めての融資の一番のおすすめは日本政策金融公庫

はじめての融資で一番のおすすめ先は日本政策金融公庫です。
日本政策金融公庫は公的な金融機関です。
国民の生活を支援するという目的の下で、事業資金から個人向けの教育ローンまで幅広く融資の取り扱いをしています。
何よりも公的機関であることで安心感が抜群です。
実際に初めての融資においては日本政策金融公庫に相談される事業者は実に多いです。
「どうしてうちに来たの？」と不信感を持たれることもありません。

初めての融資で次のおすすめ先は売上の入金先

日本政策金融公庫の次に初めて融資でお勧めできる金融機関は売上を入金に利用している金融機関です。
この売上を入金していることはさきほどの「どうしてうちに来たの？」に対しても十分に対応できます。
「どうしてうちに来たの？」という銀行員の疑問に対して売上を入金しているからという理由で十分な回答となります。

起業時の場合

もし起業するさいの初めて融資のように事業はこれからという場合には事務所から近い金融機関が相談に行く候補先の１つになります。
「近いから相談に来た」というのは自然なことですよね。
仮に会社や事務所から離れたところから相談に来られた場合、銀行員の「どうしてうちに来たの？」という思いは不信感に変わります。
銀行員は不信感を一度抱くとその不信感をなかなか払拭しません。
会社や事務所から近い銀行等に相談に行くのが良いでしょう。

初めての融資で個人口座を持っている銀行等もおすすめ

個人の口座を持っているというのもその銀行等に初めての融資を相談する適切なきっかけとなります。
会社や事務所から近く個人口座を持っているのであれば、その銀行に融資相談に行くのは自然なことですね。
「どうしてうちに来たの？」という疑問も個人口座を持っていることは十分な回答となります。

初めての銀行融資はどこがおすすめ？のまとめ

以上、初めての融資を相談する先はどこがおすすめかについてまとめますと次のようになります。