信用保証協会の審査とカードローンとの関係

信用保証協会の保証付融資を受けるには信用保証協会の審査に通ることが必要です。
今回は会社の代表者が銀行のカードローンを利用している場合に信用保証協会の審査にどのような影響があるかがテーマです。

信用保証協会の審査に関する質問

会社を設立して10ヶ月になります。
そろそろ運転資金が少なくなってきたので初めて銀行から融資を受けようと考えています。
先日、預金取引がある銀行に運転資金の融資相談に行ってきました。
銀行からは「信用保証協会を通してください」と言われました。
信用保証協会を利用した融資を受けるにはまず信用保証協会の審査に通らなければならないと思います。
会社は借入金はないのですが、私自身が個人的に銀行のカードローンを利用しています。
返済はきちんと行っており延滞などはしていません。
このような状態でも信用保証協会の審査に通ることは可能でしょうか？

信用保証協会の審査と個人信用情報との関係

信用保証協会は銀行系の個人信用情報機関に加盟をしており、個人信用情報を調査することができる機能を持っています。

信用保証協会が会社代表者の個人信用情報を調査するケース

では信用保証協会は会社や個人事業主が保証の申し込みを行ってきた際、個人事業主本人や会社の代表者の個人信用情報をすべて調査するのかと言えば必ずしもそうではありません。
管理者の経験から信用保証協会が個人信用情報を調査するケースとしては通常1つのケースに限られています。
それは、

信用保証協会の審査とカードローンとの関係

さて今回は会社の代表者が銀行のカードローンを利用しているケースです。

どこから借入しているかが関係してくる

会社の代表者や個人事業主が個人的に借金がある場合、信用保証協会の審査ではその借金をどこから借入しているかが影響してきます。
端的に言うと消費者金融などの高金利の借金が個人的にある場合には信用保証協会の審査は非常に通りにくくなるのが現実です。
その理由としては、信用保証協会保証付融資は一般的に金利が低いですからそれをもって高金利の個人的な借金の返済に流用されることを懸念しているということです。

銀行のカードローンの場合

さて今回の質問のケースでは個人の借入先は銀行となります。
銀行のカードローンは必ずしも高利な水準とは言えません。
したがって借入先が銀行であれば信用保証協会の審査への影響は軽微なものとなります。

信用保証協会の審査とカードローンとの関係のまとめ

以上、信用保証協会の審査とカードローンとの関係についてまとめますと次のようになります。