銀行は試算表をどのように利用しているのですか?


ホーム銀行融資全般に関するQ&A>銀行は試算表をどのように利用しているのですか?

◆質問
小さな会社を経営しているものです。
銀行に融資を申し込むと、試算表の提出を求められることが少なくありません。
銀行は提出を受けた試算表をどのように利用しているのですか?

◆回答
銀行融資の審査において、融資先の業績を判断する材料として最も大切なものは決算書です。
銀行融資の審査は様々な観点から行われますが、その中心を占めるのが決算書の分析です。
決算分析の結果は、次期決算までの銀行の基本的な融資対応方針を決める主要な要素になっています。

一方で決算書の数字はあくまでも過去の数字です。
例えば3月決算の会社を考えた場合、決算書の示された数字は去年の4月から今年の3月までの成績などを示していることになります。
このような会社から10月に融資の申し込みを受けたとします。
10月という時期は今期決算のスタート時期である4月から半年が経過しています。

会社は日々、事業活動を行っていますから前期の決算内容から変化している可能性があります。
銀行としては当然ながら前期決算は前期決算として、今期決算はどのような調子なのか気になるところです。
その今期決算の状況を確認するために試算表の提出をお願いをしているのです。

銀行によって異なると思いますが、管理者の勤務する銀行では試算表も決算書と同じようにコンピューターに数字を入力し、過去の決算状況との対比などを行ってその変化状況を注視しています。

会社によっては試算表の提出をお願いしても「作成していない」ケースがあります。
ただ試算表は銀行に提出するだけが目的ではなく、会社の経営状況を把握する重要な管理資料のはずです。
このような試算表を作成していないということは、会社の経営状況を把握していないと見られかねず、不利です。

試算表の作成はぜひ行ってください。

◆管理者が選んだ法人・オーナー向けの資金調達サイト