銀行から希望通りの融資を受けるには注意をしたいコツというものがあります。
融資を受けるコツの1つとして銀行への質問対応について案内をします。
銀行からの質問
銀行に融資を申込した場合、担当の銀行員から色々と質問されることがあるかと思います。
時には「こんな細かいことまで聞いてくるのか」と感じることも多いかと思います。
しかしそのような場合、面倒くさいかもしれませんが丁寧に答えてください。
可能な限り銀行からの質問には丁寧に答えるのが融資を受けるコツです。
なぜ銀行は質問をしてくるのか
なぜ銀行員はいろいろと細かいことを聞いてくるのか?
それは融資の稟議作成にあたり顧客の実態把握をきちんと行わなければならないからです。
この図は銀行内部での融資稟議の項目や融資稟議の流れを示したものですが、融資稟議ではこのすべての項目を検討し最終的に稟議書に記載をする必要があります。
長く担当している顧客であれば、顧客の実態は頭の中に入っていますが、担当してまだ日が浅い場合には顧客の実態はまだ頭の中には入っていません。
また長く担当している顧客であっても、顧客の業績は変動をしていますから目の前の融資案件に対して確認をすることがどうしても出てきます。
わからないままでは融資稟議が書けない
顧客の決算書を見てわからないこともたくさんあります。
このようなわからないことをそのままにして融資稟議を上司に提出しても、上司からの質問には答えることが出来ません。
わからないままではしっかりとした融資稟議を作ることができないのです。
しっかりとした融資稟議でないと融資ができるものも融資ができなくなってしまいます。
そうならないように、顧客の実態を少なくとも融資稟議の際にはしっかりと把握しておかなければなりません。
また融資を受け付けていろいろな資料の提出を受けますが、その資料を見てわからないことがあれば、やはりそれは顧客にきちんと確認しなければなりません。
そのために銀行は細かいことまで聞いてくるのです。
銀行からの質問には丁寧に対応
銀行から質問を受けて面倒くさく感じることも少なくないと思います。
答えなくはない質問を受けることもあると思います。
しかし銀行は融資を断るために質問をしているのではありません。
融資を行うために質問をしているのです。
質問を受けて面倒くさいとばかりにいい加減な回答をすると、銀行員は実態把握が出来ませんから、筋の通った訴求力のある稟議書を書くことが出来ません。
こうなると通る融資も通らないことになりかねません。
銀行からの質問は出来る限り丁寧に回答してください。
銀行からの質問には丁寧に答える、これが融資を受けるコツです。