銀行融資の基本 融資審査マンの見方

今後の手形貸付の融資は難しくなるのでしょうか?

弊社は手形貸付で700万を借りています。
返済は400万と300万の2回に分けての返済となっています。
1回目の400万は返済したのですが、2回目の300万を期日書換や、証書貸付に変更を相談すると、銀行評価は下がるのでしょうか?
今後の手形貸付の融資は難しくなるのでしょうか?

回答

銀行の受け止め方

2回目の返済が出来ないということは融資を受けた当初と何らかの事情の変更があったにせよ、銀行の受け止め方はどうしてもネガティブなものになってしまいます。
当初に手形貸付にて700万円の融資を受け、その返済は2回に分けてそれぞれ400万円と300万円にすることで融資契約をした以上は返済は契約ですから履行しなければなりません。
おそらく融資を受けた当時はきちんと返済出来ると考えていたことでしょう。
それが事業が変化して2回目の返済が難しいということは融資先にマイナスの事情が生じたものと銀行は受け止めるのです。

返済期日前に銀行と相談

返済が難しいと感じたらなるべく早く銀行に相談をしてください。
返済期日前に相談を行うことが大切です。
返済期日が到来し延滞となってしまい銀行から連絡を受けてから相談をしたのでは銀行の心象も悪くなります。
事業が変わり返済が難しくなる事例や融資先はいくらでもあります。
したがって銀行としても大きな驚きを持つことはありません。
しかしそれは返済期日前に相談を行うことが前提です。
そして銀行と相談するにあたってはなぜ返済が難しくなったのがその理由を率直に伝えてください。
さらに今後の見通しの説明も欠かせません。
事業を勘案して銀行側はどのような次善策を取ったら良いのかを銀行内で検討をすることになります。

手形貸付の対応方法

さて期日に返済を行うことは難しいとなれば、まず第一に考えられるのは期日を延長する取り扱いです。
銀行内で審査を経たうえで実務的には新しい手形に書換をして、つまり返済期日を先に延ばす手続きが行われます。
これは延滞ではありません。
返済期日を先に延ばすのですから延滞ではないのです。
この手形を書き換える取扱いがもっとも多いです。
次に考えられるのは事情の変化が深刻で返済の見通しが立たない場合なのですが、このような状況では銀行としても返済期日を先に延ばすような手形の書換に応じることは出来ません。
当初の返済期日が到来し融資が延滞となり、あとは延滞を管理してどのように融資を回収していくかの取扱いとなります。
返済の見通しが立たない状態ですから延滞債権として管理を銀行が行うのはやむを得ないでしょう。

また手形貸付が受けられるか

以降に再び手形貸付の融資が受けられるかどうかですが、さきほどの第一の事例の場合にはその返済が終了すれば再び手形貸付にて融資が受けられる可能性はあります。
しかし第二の事例の延滞債権の管理がなされた後では再び手形貸付の融資を受けることは難しいです。
手形貸付どころかその銀行から再び融資を受けることが現実的には困難となります。

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