売上の減少や赤字が続くと手元の資金が少なくなり資金繰りが苦しくなります。
資金繰りが苦しいと当然、借金の返済も苦しくなります。
このような場合に返済方法を変更する相談方法を説明します。
借金の返済が苦しい時
個人の住宅ローンや会社の借金を問わず、月々の返済額は借金契約当初に決まります。
借金当初はそれで返済できると考えていたものの、さまざまな事情でその後当初決めた返済が苦しくなったり、約定どおりの金額の返済が苦しくなったりすることがあります。
その場合、返済のために新たな借金をするのではなく、早めに借金先の銀行に正直に相談に行ってください。
相談に行ったら銀行に「当初の契約どおりにきちんと返済してもらわなければ困ります!」などと言われるかもなどと悩む必要はまったくありません。
原則として融資先の状況を確認し返済方法の見直しの相談に対応しています。
銀行に伝える事項
銀行に相談に行くときには次のことを担当者に伝えてください。
返済が苦しくなった原因を正直に話すこと
両親の医療費負担が大きくなったとか、子供が私立に進学することになり予想以上に教育資金がかかるなど、返済が苦しくなった理由を正直に伝えてください。
いくらなら返済可能なのかを伝える
返済が苦しくなったとして、ではいくらなら返済が出来るのかを伝えてください。
その場合、ぎりぎりの水準ではなく多少余裕がある水準を示した方がよいと思います。
というのは返済の条件を一度変更したあと、さらに再びその条件を変更することはかなり厳しくなります。
ですから、そうならないようにある程度余裕がある水準で相談してください。
最後まで返済する意思があることを明確に伝える
これが一番大事です。
きちんと最後まで返済する意思を持っていることをきちんと伝えてください。
銀行に誠意ある姿勢を見せるのです。
この3点を銀行側にきちんと伝えてください。
そうすれば銀行側があなたの意向に沿った形で内部審査を行います。
銀行側も返済が滞るよりは、いくらかでも返済が進んだ方がよいのです。
いつ銀行に相談に行くか
相談に行くタイミングですが、返済が苦しくなり延滞する前に相談に行くことがベストです。
延滞して督促があって銀行に相談に行くのと、延滞前に前もって銀行に相談に行くのとでは、まったく銀行の心象が異なります。
また仮に延滞したとすれば、銀行側から督促が来る前に行くか連絡をしてください。
この状態ならまだセーフですから。
思いのほかに銀行は真摯に対応してくれると思います。
悩むより相談です。
きっと楽になると思います。