年間の資金計画策定のすすめ

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中小企業向けの融資を担当していて感じることの1つに、銀行融資、つまり資金調達の無計画性があります。
手許の資金が少なくなってきた、あるいは足りなくなってきたから融資を受けるということです。
資金が足りなくなってきた時にスムーズに希望額まで銀行融資を受けることが出来れば良いですが、当然審査があります。
その時の足許の業況が思わしくない場合には、スムーズに銀行融資が受けられない可能性もあります。
先日、ある中小企業を訪問し新しい決算書をいただきました。
その際、私は社長に「新しい今年度を迎えたばかりですが、また融資でお役にたちたい」旨の案内をしましたが、社長からは「今は資金が十分にあるので必要はない」という答えでした。
この会社は年間に現在の融資の返済を合計で4,000万円ほどあります。
業績等から年間4,000万年の返済をすべて自力で行うことは難しい会社です。
したがって向こう1年間を考えれば、いずれ資金調達が必要になってきます。
さらに追加の運転資金や設備投資等により必要な資金量が増加する可能性もあります。

この記事を書いている現在は銀行間の融資競争が激しい状況ですから、資金調達に苦労はしないかもしれません。
しかし今までの過去を振り返ってみると銀行がいつも融資に積極的とは限りません。
融資が受けづらい時期もあったわけです。
資金を回すということは会社経営にとって不可欠な要素であり、極めて深刻度の高い課題なはずです。
したがって早い時期から年間の資金計画を策定し、必要と予想される資金は早期に銀行融資等により手当をしておくことが肝心だと考えています。
この早い時期のタイミングとしては新しい決算書が出来た時点です。
つまり決算月から2ヶ月が経過した時点です。
今後の運転資金の必要性や設備計画の有無、既存の借入金の年間返済額を考慮して、向こう1年間に不足する可能性がある資金量を計算するのです。
決して難しいことではありません。
今後の運転資金の必要性は過去の実績から、仮置きして計算すれば良いのです。

年度の初めに資金調達をすることを年度資金と銀行では呼んでいます。
この年度資金を年度の初めに策定することで、資金繰り上必要な資金量を把握するのです。
ぜひおすすめしたい事柄です。

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