決算書の信憑性


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最近、融資取引のある会社から数年前の決算処理が間違っていたとの報告を受けました。
ある売上に見合う原価が計上されていなかったというものです。
原価が計上されていなかったということはそれだけ利益が増加していたということです。
従来からのこの会社との取引経緯を振り返ると、おそらく故意ではなく過失によるものだと考えています。
しかし冷徹な言い方をすれば過去の決算を粉飾していたということになります。

銀行というところは提出された決算書が正しいものとして融資審査を行っています。
それが間違っていたということは、嘘の決算書にて融資判断を行っていたということになります。
ただ過去のことはいまさらどうしようもありません。
問題はこれからの融資審査にどう影響するかです。
銀行としては過去のこととはいえ、今ある決算書は過去から蓄積されたものですから、その誤った決算書にて融資審査を行うことはもう出来ません。
それではどうすれば良いか。
それはきちんと税務署に修正申告を行っていただくことです。
逆の言い方をすれば修正申告が行われない限り、将来にわたって新たな融資を行うことは出来ません。
修正申告が行われたら、現在の決算書は正しいものとして審査の土俵に乗ることが出来ます。

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