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銀行融資の基本 融資審査マンの見方

年商1億ぐらいですが、いくらまで借入ができますか?

銀行からの借入時には銀行による審査がありますが、確かに規模(年商や資産額)は借入金額の妥当性の目安となります。
もっとも銀行は規模だけで借入の審査をしているわけでもありません。
具体的に年商1億円でどれくらい借入が可能なのか、銀行の見方を説明します。

返済能力

銀行の借入審査においてもっとも重要視するのは返済能力です。
銀行側からすると借入はかならず返済をしてもらわなければなりません。
万が一、返済がされないとなるとそれは銀行の貸倒、つまり損失となります。
銀行も営利企業ですから損失は絶対に避けなければなりません。
そのため借入の審査では融資先の返済能力をもっとも重要視しているのです。

銀行の借入審査でもっとも重視していることは返済能力

返済能力があれば年商以上の借入も可能

もっとも返済能力と言っても100年あれば返済できるではダメです。
50年でもダメです。
一般的には10年以内に借入が返済できるかどうかが1つの目安です。
したがって10年以内に借入の返済能力があれば、年商1億円の事業者が1億円以上の借入も可能です。

10年以内の借入返済が基本

現実には年商の半分が限界

もっとも年商以上の借入があるものの、10年以内に返済ができるといった高い返済能力がある事業者は稀です。
稀というのはほとんどないでしょう。
年商以上の借入があれば返済はおろか、利息支払いだけでも大変な水準となります。
中には年商の半分を既に超えているにも関わらず、銀行が借入に応じることもあります。
ただし目線としては年商の半分までが銀行が借入に応じる一つの限度だと考えてください。

年商1億の場合の借入

年商1億の場合、年間でどれくらいの借入の返済ができるでしょうか。
借入の返済は最終的には利益です。
会社や事業内容によって事業者の利益率は実にさまざまですが、年商の1割を最終的に利益で残している事業者は相当少数派です。
仮に年商の5%が最後に残る利益とした場合、年商1億の場合は500万円です。
10年で5,000万円です。
年商の5%、つまり年商1億であれば500万円の最終利益を残せたとして10年で返済できる金額は5,000万円です。
これが現実的にも限界ではないでしょうか。

年商1億の場合、借入限度額の目線は5,000万円

繰り返しますが収益力は事業者毎に異なりますので一律的なことは言えませんが、目線として年商1億の場合の借入限度額は5,000万円と考えてください。
年商1億で5,000万円をこえる借入があると、それを返済するにはとても長い期間が必要となります。
銀行も長い期間でないと回収できない融資には慎重となります。
したがって年商1億で借入が5,000万円を超えるような融資には相当慎重な姿勢となります。

年商1億での借入に関するまとめ

以上、年商1億での借入に関することをまとめますと次のようになります。

まとめ

・銀行の借入審査で最も重視しているのは返済能力
・事業者にとって収益力は異なるが返済に回せる金額は年商のせいぜい5%程度
・年商1億であれば500万円が借入の返済に回せる金額
・また銀行が借入返済に要する期間を許容する一般的な水準は10年
・したがって年商1億の場合には5,000万円が1つの借入限度の目線

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