銀行融資審査マニュアル28 長期運転資金

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長期運転資金とは

運転資金というのは売上代金回収までに仕入代金の支払いや社員の給与等経費の支払いが先行するために必要となる資金です。
経営を維持するためには常時必要な資金ということになります。

運転資金は売上代金回収までの資金のつなぎです。
したがって売上代金が回収されることで資金のつなぎは終了し、運転資金の銀行融資を返済するのが原則ですから、運転資金の銀行融資期間も短期間とするのが本来の姿です。

しかし事業を継続する限り、仕入代金の支払いや給与等経費の支払いは毎月のように常時発生します。
つまり運転資金融資を銀行に返済しても、また新たな銀行融資が必要になります。
借りては返し、借りては返しの繰り返しです。
これでは銀行側も融資を受ける側も事務などが煩雑となります。
そこで一定の融資先には運転資金の融資期間を長期にし、毎月の分割返済にする融資形態が長期運転資金と呼ばれているものです。

長期運転資金融資の審査の目線





長期運転資金はその名のとおり、融資期間が3年とか5年とか長期にわたるものですから、一定の財務基準以上の企業などある程度信用力のある先が融資の対象となります。
毎期のキャッシュフローの範囲内で長期運転資金の年間返済額が賄えるかどうかが1つのポイントとなります。

また長期運転資金の融資額は所要運転資金の範囲内とするのが原則です。
所要運転資金は【売上債権+在庫-仕入債務】にて計算することが出来ますから、この金額の範囲内に長期運転資金の融資額と他行からの運転資金借入の合計が収まっているのかどうかということです。

所要運転資金以上の長期運転資金は運転資金以外の使途が混在していることになりますから、実態の使途を十分に見極めることが大切です。

長期運転資金融資の申し込みに必要な資料

銀行に長期運転資金融資を申し込む際には、融資期間に応じた業績予想計画が必要となります。
例えば期間5年の長期運転資金融資を申し込むのであれば、今後5年間の業績予想計画の作成が必要ということです。
なお業績予想計画はばら色のものであってはいけません。
ばら色の計画を銀行は決して鵜呑みにはしません。
足元の状況をしっかりと見つめて、実現可能性が十分ある保守的な計画が望まれます。





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