銀行融資において資金使途は重要な審査項目です

更新日:

ホーム銀行融資の資金使途に関すること>銀行融資において資金使途は重要な審査項目です

利益は上がっていても融資はしない

ある運送業の会社から銀行融資の申し出を受けました。
結果としてこの会社からの融資の申し出はお断りすることになりました。
社長からは
「利益が上がっているのになぜ銀行は融資に応じないのか?」と。

確かにこの会社の利益は毎期黒字で決して赤字ではありません。
しかし貸借対照表のバランスが悪すぎるのです。
社長や第三者への多額の貸付金。
関連会社と思われる会社への多額の出資金。

資金流用の懸念

この会社からは新たな受注が増えつつあるので、あくまで運転資金としての銀行融資の申し出なのですが、貸借対照表のバランスの悪さから、たとえ運転資金として銀行融資を実行しても、貸付金や出資金などに流用される懸念があります。
貸付金など本業以外の資産のことを銀行ではよく「雑資産」と呼んでいますが、程度を超えた雑資産の存在は本業以外の部分に銀行融資が実質的に流用される懸念が大きいのです。
また雑資産は基本的には利益を生み出すことはないため、会社の資金が固定化し、ひいては銀行融資の返済可能性が低くなる懸念があります。

銀行融資の審査において返済可能性は当然大切ですが、何に使われるか、つまり銀行融資の資金使途も大きなポイントなのです。
今回の運送業の会社の場合、利益は出ていますから返済可能性はそれほど問題ではないかもしれませんが、雑資産が多く実質的にそこに銀行融資が流用される懸念、つまり資金使途面が問題になったのです。

おすすめ記事

最大の特徴は短期間かつ簡易審査 ビジネスローンは一言で言えば、中小企業や自営業者の方への事業資金の融資です。 ビジネスローンの最大の特徴は比較的簡易な審査によって融資が実行される点です。 利率がやや高 ...

資金調達の第一は銀行融資ですが・・・ 資金繰りに困った時に第一の手段は銀行から融資を受けることです。 しかし銀行融資を受けるには審査に通らなければなりません。 赤字決算などが理由で銀行融資が受けられな ...

-資金使途に関すること
-, ,

Copyright© 銀行員の融資総合ガイド , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.