銀行融資の基本

手形貸付の金利計算

手形貸付の融資を銀行から受けた場合に、金利はどれくらいかかるのか?
手形貸付の金利の計算について説明をします。

金利計算の基本

最初の金利計算の基本について説明をします。
そもそも金利は何に対して発生するのかといえば、それは借入金額です。
金利計算の数式は簡単で次のようになります。

金利=元金(借入金額)×利率


例えば元金(借入金額)を1,000万円とし、利率が2%だとすると金利は次の金額となります。

1,000万円×2%=20万円

日数を考慮

ところで先ほどの金利計算式で出てきた利息額は1年間のものです。
基本的に銀行から事業資金の融資を受ける場合の利率な年利率となっています。
そのため元金(借入金額)に利率を乗じて出てきた利息額は1年分の利息額です。
1ヶ月ではどれくらい金利が発生するのかを知りたい場合には、日数を考慮する必要があります。
1ヶ月は月によって28日であったり、30日あるいは31日の場合がありますが、金利を計算する場合には実際の日数で計算することとなります。
なお1年は365日です。
元金(借入金額)1,000万円、利率2%の場合の1ヶ月の利息額は次のとおりとなります。
なおここでは1ヶ月は31日だとします。

1,000万円×2%×31/365=16,986.3円


銀行の利息では小数点以下は切り捨てとなりますから16,986円となります。

手形貸付の金利計算

さて、本題の手形貸付の金利の計算ですがこれはさきほども金利計算の基本と同じです。
具体的な例で手形貸付の金利の計算を見ていくこととします。

借入金額3,000万円・利率2%・借入期間6ヶ月・期日一括返済の場合

最初に手形貸付で3,000万円の融資を4月1日から9月30日の6ヶ月の期間で、返済は期日一括返済の場合です。
この場合の6ヶ月間の利息がは次の通りとなります。

3,000万円×2%×183日/365日=300,821円(4月1日から9月30日は183日)


手形貸付の金利を一括前払いする場合には300、821円を手形貸付の借入時に支払うこととなります。
金利の支払いが1ヶ月毎の分割払いの場合には、4月1日に借入した際の支払う利息額は4月30日までとなりますから、金利は次の通りとなります。

3,000万円×2%×30日/365日=49,315円


そして4月30日に5月31日までの金利を支払うこととなります。
4月30日に支払う利息額は次の通りとなります。

3,000万円×2%×31日/365日=50,958円


そして以降は5月31日には6月30日までの金利を、6月30日には7月31日までの金利をといった順に1ヶ月毎に金利を支払っていくこととなります。
なお4月1日に支払う金利は4月1日から4月30日までの金利です。
そして4月30日に支払う金利は5月1日から5月31日までの金利です。
4月30日分の金利はすでに4月1日に支払をしていますから、4月30日に支払う金利は翌日の5月1日からの分となります。
二重に金利を支払うわけではありません。

借入金額3,000万円・利率2%・借入期間6ヶ月・1ヶ月毎の分割返済の場合

さてさきほどの例では手形貸付の返済は期日一括返済ですから期日までは元金(借入金額)は変わりませんでした。
今度は1ヶ月毎に手形貸付を分割返済していく場合です。
実務においては手形貸付は分割返済をしていくケースも多くありますので、分割返済の場合の金利の計算方法も説明をします。
手形貸付の期日一括返済と分割返済で異なるところが、途中で元金(借入金額)が変化していくという点になります。
冒頭でも説明をしましたように金利は元金(借入金額)に対して発生していきます。
分割返済により元金(借入金額)が変化をしていきますから、手形貸付の金利の計算においても元金(借入金額)の変化を考慮する必要があります。
最初に手形貸付の元金(金額)はどのように変わっていくのかを整理しておきましょう。
なお3,000万円の6ヶ月での分割返済ですから1ヶ月あたり500万円毎を毎月末に返済をしていくとします。

手形貸付の元金の変化

4月1日→3,000万円
4月30日→2,500万円
5月31日→2,000万円
6月30日→1,500万円
7月31日→1,000万円
8月31日→500万円
9月30日→0円

手形貸付の借入日に支払う金利は次の通りとなります。

4月1日に支払う金利→3,000万円×2%×30日/365日=49,315円


次に4月30日に支払う金利は次の通りとなります。

4月30日に支払う金利→2,500万円×2%×31日/365日=42,465円


5月31日に支払う金利は次の通りとなります。

5月31日に支払う金利→2,000万円×2%×30日/365日=32,876円


6月30日に支払う金利は次の通りとなります。

6月30日に支払う金利→1,500万円×2%×31日/365日=25,479円


7月31日に支払う金利は次の通りとなります。

7月31日に支払う金利→1,000万円×2%×31日/365日=16,986円


8月31日に支払う金利は次の通りとなります。

8月301に支払う金利→500万円×2%×30日/365日=8,219円


このように手形貸付の分割返済の場合には、元金(借入金額)が減少していきますからそれに応じて毎月に支払う金利額も減少していくこととなります。

手形貸付の金利計算のまとめ

以上、手形貸付の金利の計算をまとめますと次のようになります。

まとめ

・手形貸付に限らず金利は元金(借入金額)に対して発生する
・金利の基本計算式は元金×利率×日数
・手形貸付の分割返済の場合には元金(借入金額)の減少に応じて金利額も減少をしていく

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