銀行融資の基本

証書貸付の内入とは

証書貸付には内入と呼ばれる取引があります。
証書貸付の内入とは何かについてわかりやすく説明をします。

証書貸付の返済方法

証書貸付はそもそも融資期間が1年超の長期融資に使われるが一般的です。
そして長期融資の返済方法の基本は毎月の分割返済です。
例えば融資期間が5年の証書貸付であれば、5年は60ヶ月ですから60回の元金均等の分割返済となるのが一般的です。

証書貸付の返済方法は毎月の元金均等返済が基本

証書貸付の内入とは

証書貸付の内入とはこの毎月の決まった返済の他に返済を行うことです。
例えば金額3,000万円で融資期間の5年の証書貸付の場合、毎月元金が50万円(3,000万円÷60回)の分割返済となります。
証書貸付の内入とはこの毎月の50万円の返済の他に、例えば300万円を任意に返済をすることを内入と呼んでいます。

証書貸付の内入とは毎月の返済の他に任意で返済を行うこと

証書貸付の内入を行うには

証書貸付の内入を行うには事前に融資を受けている銀行に内入を行うことを伝えることが必要です。
なぜなら内入は当初の融資契約とは異なる取扱であり、融資の変更契約を同時に締結する事務的な手続きがあるからです。

証書貸付の内入に伴う変更契約

それでは証書貸付の内入に伴う変更契約はどのような内容であるかを説明します。
例として、

具体例

・融資金額3,000万円
・融資期間5年
・返済方法 60回の毎月元金均等返済(毎月元金返済額50万円)
・融資後1年が経過し、現在の融資残高は2,400万円(3,000万円-50万円×12回)
・内入として300万円を返済

の内入のケースにて説明をします。

期限短縮型

証書貸付の内入に伴う変更契約の1つ目は期限短縮型と呼ばれるものです。
実はこの期限短縮型の変更契約が一般的に証書貸付の内入に伴う変更契約の代表的なものです。
期限短縮型とは内入金額の分だけ融資の最終期限を短縮する変更契約です。
内入金額300万円というのは毎月返済額50万円の6回分、つまり6ヶ月分の返済額に相当します。
したがって最終期限を6ヶ月短縮する変更契約を締結するのです。
内入金額相当分の融資期間を短縮する変更契約が証書貸付の内入時にはもっともよく取り扱いがある方法です。

期限短縮型とは証書貸付の内入金額相当の期間だけ最終期限を短縮すること

返済金額減少型

証書貸付の内入に伴う変更契約のもう1つの方法は内入後の毎月の返済金額を減少させる方法です。
上記の例ですと現在の(内入前の)融資残高は2,400万円で残りの融資期間はあと4年です。
ここで300万円の内入を行いますと融資残高は2,100万円となります。
この2,100万円を残りの4年、つまり48回で返済をしていくわけです。
2,100万円を48回で割りますと1回あたりの金額は概ね438千円となります。
内入前の50万円より減少します。
なお通常、毎月の返済額を減らすことはリスケの扱いとなりますが、内入に伴う返済額の減額はリスケには該当しません。

返済金額減少型とは融資の最終期限は不変で内入した分だけ毎月の返済額を減少させること

証書貸付の内入に関するまとめ

以上、証書貸付の内入についてまとめますと次のようになります。

まとめ

・証書貸付の内入とは毎月の決まった返済の他に任意で返済を行うこと
・証書貸付の内入に行うには事前に銀行への連絡が必要
・証書貸付の内入は融資の変更契約を同時に締結する必要がある
・証書貸付の内入に伴う変更契約は期限短縮型と返済金額減少型の2つがある

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