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銀行融資の基本

短期借入金と長期借入金の返済期間

銀行融資には融資期間の長さで短期借入金と長期借入金に分けることができます。
短期借入金と長期借入金のそれぞれの返済期間はどの程度なのか、どのような理由で返済期間が決まるのかを説明します。

短期借入金と長期借入金の境界線

まず短期借入金と長期借入金を何をもって短期、長期かと言いますとそれは融資期間、つまり返済期間でもって短期借入金と長期借入金に分けています。
そして返済期間が1年以下のものを短期借入金、返済期間が1年超のものを長期借入金として区分けをしています。

返済期間が1年以下のものが短期借入金、返済期間が1年超のものが長期借入金

短期借入金の返済期間

短期借入金の特徴

短期借入金は短期間の資金需要に応じた銀行融資です。
短期間の資金需要の例としては、

短期借入金の例

・運転資金
・季節資金
・賞与資金
・納税資金

が代表的なものです。

運転資金の場合の短期借入金の返済期間

運転資金の場合の短期借入金の返済期間で多いのは6ヶ月です。
中には3ヶ月とか1年の返済期間の例もあります。
運転資金というのはそもそも理屈の上では売上代金回収までのつなぎ資金です。
売上代金がいつ回収されるかは販売先との取り決めによって個々に決まっていますが、おおむね1ヶ月から長くて3ヶ月程度でしょう。
したがって理屈の上では運転資金の返済期間も1ヶ月や3ヶ月程度になります。
ただし運転資金というのはその性格上、常に必要な資金ですから1ヶ月や3ヶ月で運転資金の融資を行いそれを返済しても、再び運転資金の資金需要が発生します。
そのため多くのケースでは返済期間を6ヶ月とし、返済方法も期限一括返済としてさらに期限時に足元の業績などを検証したうえでさらに6ヶ月継続する取り扱いが多いと言えます。

運転資金の場合の短期借入金の返済期間は6ヶ月が一般的

季節資金の場合の短期借入金の返済期間

季節資金というのは季節に応じて売上が大きく返済する事業の場合、売上が増加する前に急増する仕入れなどの資金需要に対応をしたものです。
例えば冬物の衣料を販売している事業の場合には、冬の商戦を控えて春から夏ごろにかけて仕入が年間を通じてもっとも増加します。
この仕入が増加する際に発生する資金需要に対応するのが季節資金の融資です。
そして季節資金の場合の融資の返済期間はおおむね6ヶ月程度です。
考え方しては売上が回収される時期を返済期限とする融資です。
そのためおおむね季節資金の場合の融資の返済期間は6ヶ月程度となるのが一般的です。
季節資金の返済方法は期日一括返済もしくは毎月の分割返済となります。

季節資金の場合の短期借入金の返済期間は6ヶ月程度

賞与資金の場合の短期借入金の返済期間

賞与資金は事業者にとっては一時的に増加する経費です。
そのため資金需要が発生しますから銀行は賞与資金として融資により資金繰りを支援しています。
一般的に賞与は夏と冬の年2回支給されます。
これにあわせて賞与資金の返済期間は6ヶ月です。
返済方法は毎月の分割返済となります。

賞与資金の場合の短期借入金の返済期間は6ヶ月

納税資金の場合の短期借入金の返済期間

通常、事業者の納税は決算申告時と中間期の年2回行われます。
事業者にとっては納税は一時的に出費が増えますからこの資金需要に応じて銀行では納税資金として融資を行っています。
納税は年2回行われるということから納税資金の返済期間は6ヶ月となるが一般的です。
そして納税資金の返済方法は毎月の分割返済です。

納税資金の場合の短期借入金の返済期間は6ヶ月

長期借入金の返済期間

長期借入金の特徴

長期借入金は事業者の長期的な資金需要に対応するものであり、
長期借入金の例としては、

長期借入金の例

・運転資金
・設備資金

が一般的です。

運転資金の場合の長期借入金の返済期間

運転資金については短期借入金のところにも出てきましたが、一定の信用力が認められる事業者には返済期間を短期ではなく長期とする長期借入金を銀行は許容しています。
運転資金の場合の長期借入金の返済期間は3年から5年、長いと10年という例もあります。
運転資金の場合の長期借入金の返済方法は毎月の分割返済となります。
返済期間が長期ですから毎月の返済負担も多くなり資金繰りの安定に寄与します。

設備資金の場合の長期借入金の返済期間

設備資金は製造用の機械を購入したり運送用の車両の購入、本社不動産の購入、賃貸物件の購入などが主な例です。
製造用の機械を例にしますとこの機械は今後長期間にわたって稼働し事業活動に売上や利益をもたらすことになります。
長期間にわたって事業活動に用いられるということから設備資金が長期借入金になるのが一般的です。
一般的に設備資金の返済期間は最長で10年です。
さらに購入する機械や車両などの法定耐用年数の範囲内となります。
例えば法定耐用年数が5年であれば、10年と5年の短い期間の5年が最長の返済期間となります。
なお不動産は法定耐用年数が30年とか40年のケースがありますが、賃貸物件の購入以外の本社不動産の取得資金や工場用不動産の取得資金の場合にはやはり最長で10年となるのが原則です。
そして不動産賃貸業が賃貸物件の購入する場合の借入金の場合には30年とか40年の場合もありますが、これは例外と考えてください。

短期借入金と長期借入金の返済期間のまとめ

以上、短期借入金と長期借入金の返済期間をまとめますと次のようになります。

まとめ

・返済期間が1年以内のものが短期借入金、返済期間が1年超のものが長期借入金
・運転資金の短期借入金の返済期間は一般的に6ヶ月
・季節資金の短期借入金の返済期間は一般的に6ヶ月
・賞与資金の短期借入金の返済期間は6ヶ月
・納税資金の短期借入金の返済期間は6ヶ月
・運転資金の長期借入金の返済期間は3年から5年程度が一般的
・設備資金の長期借入金の返済期間は原則として10年以内かつ法定耐用年数の範囲内

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