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銀行融資の基本

銀行融資の金利の計算方法

当たり前のことですが銀行から融資を受けると金利を支払わないといけません。
この融資の金利の計算方法について問い合わせを受けることが少なくありませんので、今回は銀行融資の金利の計算方法についてわかりやすく説明をします。

融資の金利の計算式

融資の金利計算について説明する上でまずは金利の計算式をご案内します。
融資の金利の計算式は次のとおりです。

融資金利の計算式

元金×利率

至ってシンプルです。
融資の金利の計算式はこの通り、元金と利率だけです。
ちなみに元金とは融資を受けている金額のことです。
例えば元金が1,000万円、利率が1.5%だとすると金利は次のように計算されます。

元金1,000万円・金利1.5%の金利計算

1,000万円×1.5%=150,000円

利率は年利

利率には月利とか年利とかがありますが、銀行融資の金利の計算方法において利率は年利です。
年利とは1年間にかかる金利と考えてください。
したがって先ほど元金1,000万円、利率が1.5%の場合の金利は150,000円だと計算されましたが、これは1年間という期間に発生する金利のことです。
1日や1ヶ月にかかる金利ではありません。
1年間にかかる金利が150,000円だということです。

銀行融資の金利の利率は年利

金利は1日単位で計算される

金利は1日毎に計算されています。
わかりやすく説明をすると金利は1日毎に発生しており、実際に支払う金利は借りた期間だけであるということです。
例えば金額が1,000万円、利率1.5%の融資を1カ月、31日間借入していた場合の金利は次の通りとなります。

1,000万円・利率1.5%の融資を1ヶ月(31日)借りた場合の金利

1,000万円×1.5%×31/365=12,739円(小数点以下は切り捨て)

1,000万円、金利1.5%の融資を1年間借入していた場合の金利は150,000円でしたが、1ヶ月(31日)借入した場合の金利は12,739円となります。
1年間を365日として日数/365日で融資を借入していた日数分だけの金利を支払えば良いのです。

金利計算において小数点以下は切り捨て

さきほどの【1,000万円×1.5%×31/365】を計算すると12,739.72602・・・と小数点以下が発生しますが、銀行融資の金利の計算方法においては小数点以下は切り捨てとなります。
四捨五入ではありません。

銀行融資の金利の計算方法のまとめ

以上、銀行融資の金利の計算方法をまとめますと次のようになります。

まとめ

・銀行融資の金利の計算式は元金×利率だけ
・銀行融資の利率は年利。
・年利とは1年間ずっと借入していた場合の金利
・実際に銀行に支払う金利は借りていた日数分だけ
・したがって実際に支払う金利は元金×利率×日数÷365日となる

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