当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

銀行融資の基本 銀行の本音

設備資金を運転資金で融資すると言われた

運転資金も設備資金も銀行融資の代表的な資金使途です。
設備資金を申し込んだのに銀行から運転資金で行きましょうと言われたという質問を時々いただきます。
設備資金を運転資金で融資するという銀行の意図と注意点について説明をします。

運転資金と設備資金に関する質問

小さいながら会社を経営しているものです。
会社の隣地の持ち主の人から、この土地を買わないかと言われました。
駐車場として活用できるので購入を計画しています。
購入金額はおよそ1,000万円ほどになります。
そのため先日、取引銀行に行って設備資金の融資相談を行いました。
数日後、この銀行の担当者から電話がかかってきて設備資金ではなく運転資金で融資を検討すると言われました。
こちらとしては運転資金であろうと設備資金であろうと融資が受けられればどちらでも良いのですが、なぜ設備資金を運転資金として銀行は融資をしたがるのかがわかりません。

質問のポイント

・本社隣地の購入資金として設備資金の融資を申し込んだ
・ところが銀行からは設備資金ではなく運転資金として融資を検討すると連絡があった
・なぜ銀行は設備資金を運転資金として融資をしたがるのか

設備資金の方が審査ハードルが高い

まずそもそも顧客が設備資金として融資を申し込んでいるにも関わらず運転資金として融資を検討するということは本来はあり得ない話です。
そのうえで、銀行が運転資金で融資を検討するいう背景はいくつか考えられますが、まずは運転資金よりも設備資金の方が審査ハードルが高いという背景があります。
設備資金の融資の返済は設備投資後に増加する収益となります。
これが設備資金融資の返済原資の考え方です。
今回のケースですと考えられる収益の増加要因としては今まで借りていた駐車代金が不要になる経費削減の部分になります。
この経費削減効果がどれくらいの規模になるかはわかりませんが、それだと設備資金の融資審査が成り立たないので運転資金として融資を検討すると銀行が言ってきた可能性があります。
ただし運転資金の融資は運転資金として使用するように銀行は資金使途の管理をしていますから、そこは大丈夫なのかを管理者は心配をしますが・・・。

運転資金よりも設備資金の方が審査ハードルが高いために運転資金で検討すると言ってきた可能性がある

早期に融資をしたいため

設備資金の融資となりますとその実行時期は設備資金を支払う時期となります。
今回のケースでは隣地を購入代金を売り主に支払う時期となります。
設備資金の融資を支払う時期よりも先に実行するということは原則として行いません。
したがってなるべく早く融資を銀行が実行したいがために運転資金で融資を検討すると言っている可能性があります。

運転資金であれば早期に融資実行が可能なため

設備資金は設備資金融資として受けるべき

確かに運転資金であれ設備資金であれ融資が受けられればそれで良いという考え方も理解はできます。
しかし設備投資のために必要な資金であれば、やはり設備資金の融資として受けるべきです。
運転資金も設備資金も同じお金であるため区別をつけることはできませんが、のちのちの経営管理、資金繰り管理の意味からも設備投資で必要な資金はやはり設備資金の融資として受けるべきです。

設備投資の資金はやはり設備資金の融資として受けるべき

「設備資金を運転資金で融資すると言われた」のまとめ

以上、設備投資の資金を設備資金の融資ではなく運転資金で融資をすると言われた場合についてまとめますと次のようになります。

まとめ

・設備資金の審査は運転資金よりもハードルが高い
・設備資金では審査が通る可能性が低いために運転資金で融資をすると銀行が言ってきた可能性がある
・またより早く融資をしたいという銀行も思惑のために運転資金で融資をすると言ってきた可能性もある
・結論としては設備投資の資金であればやはり設備資金の融資として受けるべき

当サイトが確認済の事業資金融資です(PR)



1.中小企業・個人事業主向け事業資金
大手会社系列の安心できる事業資金融資です。
中小企業や個人事業主を対象とし、原則来店不要です。
多くの事業者の方が利用されています。

2.融資枠型ビジネスローン【あんしんワイド】
GMOあおぞらネット銀行が提供するビジネスローンです。
繰り返し利用ができる融資枠(極度枠)タイプです。
運転資金やつなぎ資金に利用ができます。

3.保証人不要の事業資金
ネットで完結する事業資金融資です。

-銀行融資の基本, 銀行の本音
-,