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銀行融資の基本 融資審査マンの見方 銀行の本音

銀行融資の審査が通らない理由 振込の資金不足

銀行の融資審査が通らない理由はいろいろとありますが、突き詰めて言えば融資の返済に懸念が持たれるということです。
今回は銀行の融資審査が通らない理由の1つとして振込の資金不足を取り上げます。

振込の仕組み

そもそも振込はお金がないと振込を銀行は受け付けてくれないのではないかと不思議に思っている方もいらっしゃると思いますので、振込の仕組みについて少し説明をします。

振込の予約ができる

振込をする当日に振込の依頼をする他に、銀行では主にインターネットバンキングを利用して明日以降の振込を依頼する、つまり振込の予約をする機能があります。
実際、多くの会社等でこの振込の予約機能を利用しています。
振込件数が大量の場合に振込当日に操作をしていたら事務負担が大変です。
そのため事前に振込を予約する機能がインターネットバンキングにはあります。

資金がなくても振込予約はできる

この振込の予約機能ですが、原則として振込の予約する時点では預金残高ができなくてもインターネットバンキングの操作ができます。
そして振込が実行される当日に預金から振込資金が引き落としされます。
この振込資金の引き落としですが、おおむね午前中一杯までは銀行では振込資金が預金口座に入金されることを待っています。
朝一番に振込資金が預金口座になかったとしても、午前中一杯ぐらいまでは銀行は待っており入金がされ振込資金の引き落としが確認された時点で予約されていた振込が実行されます。
振込予約ですがおおむね当日の夜間から朝一番にかけて振込が実行されますが、その時点で預金残高が不足をしているとその会社等の担当者に連絡が入ります。
そして銀行の担当者は必要に応じて担当先に振込資金が不足をしていることを連絡します。

本来は振込はすぐに引き落とし

多くの会社等では事前に振込資金の手配を行い、振込がされる前日までに預金口座に入金をしておくものです。
したがって振込当日に預金残高が不足をしているということは本来は発生しません。

振込資金不足は資金繰り難の兆候かも

社内の管理状況がうまくいっていない、あるいは多忙すぎて事前に振込資金を預金口座に入金ができないのかもしれませんが、多くの場合には他の理由です。
その理由とは資金繰りの余裕がないということです。
もしかしたら他の銀行にはたっぷりと預金があり資金繰りに余裕があるのかもしれませんが、このことは他の銀行にはわかりません。
その銀行では単純に振込当日に資金不足が発生し、振込実行が留保されているという事実だけです。
そして「この会社は資金繰りに余裕がないのかな」と感じるだけです。

振込資金不足は融資の審査には通らない理由の1つ

融資をする銀行としては融資はかならず最後まで返済をされなければなりません。
万が一、返済がされなければそれは銀行の損失に直結します。
そのため銀行での融資審査の中心は融資したお金が最後まで返ってくるかどうかを見極めているといっても過言ではありません。
融資先がきちんと返済ができるかどうかを決算書分析などを用いて銀行は判断をしていくわけですが、決算書以外にもいろいろな情報を収集して最終的に融資可否の審査判断を行っています。

資金繰りの安定が大前提

そもそも融資をきちんと返済できるためには資金繰りが安定していることが前提です。
この点において振込資金が不足している情報は資金繰りが安定しているということにはマイナスです。
振込資金の不足がたまであれば良いのですが、毎月のように頻繁に振込資金が不足していることは資金繰りがひっ迫している、資金繰りが不安定と考えざるを得ません。
そして本当に資金繰りがひっ迫しているのかどうかを決算書や試算表などの財務書類や融資先へのヒアリングなどを通じて銀行は審査の判断材料としています。
多くの場合、資金繰りに余裕がないからこそ振込資金が不足している事象として表れることが多いです。
たかが振込資金の不足かもしれませんが、融資審査が通らない理由になる可能性があります。

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