銀行融資の基本 融資審査マンの見方

設備資金の計画が変更になった場合の正しい対応とは

設備資金は運転資金と並んで銀行の代表的な融資の1つです。
この設備資金ですがきちんと融資が使途通りに使用されたかどうかの資金使途管理が厳格です。
もし設備資金の計画が変更になった場合の正しい対応方法を説明します。

設備資金の計画変更に関する質問

今年の3月に銀行から2500万円の設備資金を7年返済で借りました。
金利は1.6%です(無担保プロパーです)。
トイレ、休憩室の改修、検査機械の更新を計画しています。
トイレの改修、検査器機の更新までは行いましたが、ここにきてどうも景気が悪くなってきたため設備資金の計画を変更し休憩室の改修をやめようかと考えるようになりました。
まだ1200万円ほど通知預金に残っております。
もし、設備資金の計画を変更し休憩室の改修をやめたら残金を返してもいいのでしょうか。
それともそのままにしておいて景気がよくなるまでそのままにしておいたほうがよいのでしょうか。
もし返してしまったら再び1200万円を借りることが出来るのでしょうか。
銀行はこのような場合どのように考えるのでしょうか。
率直なご意見をお聞かせください。

設備資金の資金使途管理

設備資金での融資で注意をしなければならない点は銀行は厳格に設備資金融資の資金使途管理をしている点です。
設備資金として融資をした資金をきちんと設備投資計画通りに使用されて工事業者等に支払がされているかどうかを厳格に管理をしています。

設備資金融資は支払日と同一

この設備資金融資の資金使途管理を徹底するために、銀行では原則として設備資金融資の実行日は業者等への支払日と同じ日としています。
実務上では融資実行日までに業者等への振込依頼書などを銀行が預かり、融資実行と同時に振込を行い設備資金の融資の他の使途に流用されないように注意を払っています。
しかし設備資金においては業者等への支払日が複数となる場合があるでしょう。
このようなケースにおいては今回の質問の例のように設備資金の融資は全額実行するものの、これから支払う分は通知預金にプールしておく取り扱いがあります。
そして支払日になった時点で通知預金から払いだしをして業者等への振込に充ててもらうのです。

設備資金の計画が変更となった場合

今回のように設備資金の計画が変更となり当初よりも金額が減額となった場合はどのように対応すれば良いのでしょうか。

悪い対応方法

最初に設備資金の計画が変更となった場合の悪い対応方法をご紹介します。
それは設備資金の計画が変更となり余った融資の資金を設備資金以外の他の目的に流用することです。
これをすれば銀行は決して黙っていません。
最悪、設備資金の融資を全額即時に返済するよう請求を行うこともあります。
そこまでの対応をしないまでも、「資金使途違反をした取引先」としての将来再び融資を行う可能性は限りなくゼロとなります。
ひたすら設備資金の融資を返済するだけです。

設備資金の計画が変更となった場合の正しい対応方法

設備資金の計画が変更となり設備資金融資が余ることになった場合にはそれを銀行に伝えてください。
そして多くの場合にはその余った設備資金の融資を返済することになります。
この対応をきちんと行えば銀行からの信頼が傷つくことはありません。

将来の融資は将来の判断

なお設備資金の計画の変更で余った分を返済した場合、再び融資が受けられるどうかはわかりません。
その時点で新たな融資審査が行われますので、業績悪化等の理由で融資が受けられない可能性はあります。


おすすめできる事業資金融資です。
中小企業・個人事業主向け事業資金

大手会社系列の安心できる事業資金融資です。
中小企業や個人事業主を対象とし、原則来店不要です。
多くの事業者の方が利用されています。

記事検索

キーワード一覧

-銀行融資の基本, 融資審査マンの見方
-