創業融資を信用保証協会に申し込んだものの、個人でカードの延滞がありそれがわかると審査に通らないのではないかという心配に関する質問です。
信用保証協会に創業融資を申込んだ場合、審査で個人信用情報が調査され延滞情報がわかってしまうのかどうかというテーマです。
質問
色々調べてみたのですがどうしてもわからない事がありご質問させて頂きました。
個人事業で開業し3ヶ月が経ちます。
業種は自動車板金塗装業です。
自己資金130万で開業したのですが自己資金は工場賃貸料や設備費でほぼ無くなってしまい開業当初に見込んでいた仕事がお客様の都合で延びる事になってしまい急遽融資の申し込みをする事になりました。
ただ当方ですがお恥ずかしいお話ですが個人名でクレジットカードとUFJ銀行のカードローンを4年程支払いしていない状態です。
4月頭に開業地域の商工会を通して日本政策金融公庫へ400万円の申し込みをしたのですが先日融資不可との連絡があり商工会の方から信用保証協会付の創業融資の申し込みを勧められました。
公庫の融資不可の理由は公共料金に延滞があった事(書類提出時には完納しております)と自己資金が少ないとの事でした。
個人の延滞については全くふれられませんでした。
今回信用保証協会付創業融資を申し込むにあたり審査で延滞している事実はわかってしまうものなのでしょうか?
今回も申し込みは商工会経由で行うのですが商工会にお伺いしても「出してみないとわからないから」としか返事を頂けず不安になってしまいご相談させて頂きました。
日本政策金融公庫の審査不可の理由
日本政策金融公庫からは公共料金に延滞があるため等を言われていますが、これは表向きの理由であり、クレジットカードやカードローンの延滞が審査不可の理由です。
日本政策金融公庫や銀行等は個人信用情報の延滞情報を理由に出すことはしませんから。
日本政策金融公庫は個人信用情報の照会を行いますから、そこで延滞の事実がわかり審査が不可となったものでしょう。
信用保証協会も個人信用情報を調べる
では信用保証協会は個人信用情報を調べるのでしょうか?
信用保証協会では初めての利用の場合には個人信用情報を調べます。
2回め以降は原則として個人信用情報は調べません。
今回のご質問者の場合は初めての信用保証協会の利用となりますから、創業融資の審査の過程で個人信用情報が調査されます。
そして個人信用情報を調査すればクレジットカードやカードローンの延滞がわかります。
個人信用情報で延滞がわかってしまえば創業融資の審査は残念ながら通りません。
これが現実です。