銀行融資の基本 融資審査マンの見方

何回も融資の審査が通らない

何回融資の申し込みをしても融資の審査が通らない方からの相談事例です。
なぜ融資の審査が通らないのか、その理由を説明します。

融資の審査が通らない方からの質問

こんにちは。
初めて質問させて頂きます。
私は平成21年6月に会社を廃業、自己破産しました。
経緯を説明致しますと、当時の取引先が売掛金未払いを理由に平成20年1月に当社の預金口座に仮差押えをしてきました。
その為、当社の銀行取引(借入)二件が事故扱いとなりました。
保証協会付融資だった為、保証協会に移管し全ての銀行借入が出来なくなりました。
その後、商工会議所の推薦により日本政策金融公庫の融資を申込みことになりました。
税金の未納(会社、個人)がある為に日本政策金融公庫の借入申込みが出来ないと言われ、資金捻出の為、当時所有していた店舗付自宅を売却して税金の支払いをしました。
日本政策金融公庫に申込みをしましたが、面談の時に銀行の仮差押えがある為に融資は出来ないと言われました。
事前に何度も会議所の担当者(中小企業診断士)と日本政策金融公庫に状況を相談した上での融資申し込みでしたが、面談の担当者は半笑いでダメですねを連発されたのを鮮明に憶えております。
その後どうしようもなくなり平成21年6月に破産申し立てをしました。
どうしても事業を起こしたく、平成23年7月に個人事業ですが同じ業種で開業しました。
開業に際し、日本政策金融公庫の再チャレンジ支援融資(再挑戦支援資金)を申込みましたが、準備不足を理由に断られました。
先日、日本政策金融公庫に普通貸付を申込みましたが、キャッシュフローと借入損を理由に断られました。
質問ですが、日本政策金融公庫に対し借入事故の事実がある場合は融資は受けられないのでしょうか?
また、金融機関に事業資金の借入を申込みたいのですが自己破産していると融資は受けられないのでしょうか?
ちなみに廃業した地区で再開業しております。
昨年結婚しまして、性が妻のほうに入っております。(苗字が変わりました)
長々と申し訳ありません。
自分なりに調べてみましたが、該当する事例がありませんでした。
大変お手数ですが、アドバイス頂けたら幸いです。

預金口座への差押

融資を受けている銀行の預金口座に差押が入ると、それは期限の利益の喪失と呼ばれ融資を期限前でも全額を返済しなければならない事態です。
信用保証協会の保証付融資ということですから、信用保証協会による代位弁済、つまり事故扱いとなり債権は銀行から信用保証協会に移転します。
信用保証協会の代位弁済を受けるとその後は信用保証協会に返済する義務(これを求償債務といいます)がありますが、この求償債務を全額返済しない限り、信用保証協会の再利用はできません。
銀行からの個人事業主の方への融資は多くの場合、信用保証協会の保証付融資となりますが、信用保証協会が利用できない以上は銀行からの融資は困難です。

自己破産

自己破産をしますとその情報は個人信用情報機関に10年間記録されています。
日本政策金融公庫さんはいろいろな理由を述べてお申し出を断っているようですが、要するにご質問者さまの個人信用情報に破産情報が掲載されていることは真の理由だと考えます。
日本政策金融公庫が加盟している個人信用情報機関は全国銀行個人信用情報センターですが、こちらでは10年間、破産情報が掲載されることになっています。
この情報が消えない限り、日本政策金融公庫からの融資は困難です。
ちなみに個人信用情報は姓が変わっても、情報自体が消えることはありません。
お役に立てないお返事で申し訳ありません。

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