銀行から融資を受けると当たり前ですがその後の返済をしなければなりません。
しかしその後の業績の悪化などで銀行の融資が払えない、返せないといった事態に陥ることは実際にありうることです。
銀行の融資が払えない、返せないとどうなるのかを説明します。
目次
返済日に払えない、返せないとどうなる?
銀行の融資の返済日が融資の契約時に定められています。
銀行の融資の返済は預金口座からの引落しで行われますが、返済日に返済額以上の預金残高がないと融資の返済、つまり引落ができません。
返済日に融資が払えない、返せない、預金口座の残高が不足している場合、まずは銀行から電話連絡がきます。
融資が払えないとまずは銀行から電話がかかってくる
銀行から電話がかかってくる時間は?
融資の返済は夜間処理といって返済日の0時から順次に預金口座から引落し、つまり返済がされていきます。
そして夜間処理によって返済がされたかどうかは、その日の朝一番に銀行の現場の銀行員にはわかります。
そこで返済がされていない場合、銀行から電話連絡がいくことになりますが、その時間はまちまちです。
朝一番に電話連絡をする銀行の担当者もいれば、お昼ごろに電話連絡をする担当者もいます。
銀行からの電話連絡の時間はまちまち
必ず電話連絡がくる
電話連絡の時間は決まってはいませんが、返済がされていないとその日に必ず銀行から連絡が入ります。
連絡の内容は、
銀行からの連絡内容
といった内容です。
銀行からの電話連絡に出ない場合
銀行からの返済を督促する電話に出ない場合には、銀行員は異変を察知して債務者の事務所等にやってきます。
そして直接口頭で返済を督促することになります。
融資が払えない状態を放置していた場合
融資が払えない、返せない状態が続くと、債務者のみならず保証人がいる場合には保証人にも返済を求める連絡が入りますし、直接銀行員が訪問してきたりします。
そして返済に対して誠実な対応を債務者や保証人が取らない、あるいは返済ができる見込みがないといった状況がわかると、銀行では強制回収に向けた準備を着実に進めていくことになります。
強制回収の手続きは専門的な知識も必要となりますから、強制回収を日頃から専門的の行っている部署が前面に出て手続きを進めていくことになります。
資産の差押や裁判所への訴訟申し立て、担保の強制執行手続きなどを銀行は着実に淡々と行っていくことになります。
融資が返済される見通しが持てないと銀行は強制回収への手続きを着実かつ淡々と進める
銀行の融資が払えない場合に取るべき行動
業績の悪化などやむを得ない理由で融資が払えない事態になった場合、ともかく融資を受けている銀行に相談をしましょう。
銀行は単に「払ってもらわないと困る」などとは決して言いません。
リスケなどの手段によりまずは融資先の資金繰りを維持して事業が継続できる方向で一緒になって考えてくれます。
これは本当のことです。
融資が払えない場合は迷わず銀行に相談をする
銀行の融資が払えないとどうなる?のまとめ
以上、銀行の融資が払えない場合をまとめますと次のようになります。
まとめ
・電話に出ないとか連絡がつかない場合には事務所などに銀行がやってくる
・保証人にも連絡が入る
・融資が返済される見通しが持てない場合には銀行の専門部署が強制回収に向けた手続きを着実にかつ淡々と進める
・融資が払えない場合には迷わず融資を受けている銀行に相談することが最適