ノンバンク借入あると銀行から融資は受けられないのか？

ビジネスローンに代表されるようにいわゆるノンバンクも事業者向けの事業資金の融資を行っています。
今回はノンバンクから借入があると銀行からは融資が受けられなくなるのかどうかというテーマです。
管理者が勤務している銀行の実際の取扱いを例に説明をします。

ノンバンクからの借入有無は確認をしている

銀行から融資を受けようとするには決算書の提出が必要です。
その決算書にはどこからいくら借入をしているのかが記載されています。
銀行は決算書によりどこから借入をしているのかを確認をしています。
そしていわゆるノンバンクから借入があると銀行員の目がそこに止まるのは事実です。

ノンバンク借入の印象

ノンバンク借入がある場合の銀行員が持つ印象を説明します。

ノンバンクの特徴は金利が高い

ノンバンクの金利は銀行に比べると高いです。
銀行の融資もノンバンクの融資もどちらも同じお金です。
同じお金であれば金利が低い方が良いに決まっています。
あえてわざわざ金利が高い借入はしないでしょう。
それではなぜ金利が高いノンバンクからの借入があるのか・・・。
考えられる理由としては銀行から借入ができなかったため資金繰り上やむを得ずノンバンクから借入をしたということでしょう。

資金繰りが苦しいということ

ノンバンクから借入があると絶対にそうだとは断定はできませんが、大半のケースでは資金繰りが苦しい状態にあるということです。
銀行に限らず融資の返済をきちんと行うには何よりも資金繰りが安定していることが前提です。
そのためノンバンクからの借入があると資金繰りが不安定であることが懸念され銀行は融資に及び腰になるのです。

一定のノンバンクは否定的な評価をしない

ではノンバンクからの借入があると銀行から融資を受けることは無理なのかと言えば、実はそうでもありません。
ノンバンクと一言で言ってもいろいろなノンバンクがあります。
銀行系の資本が入っているノンバンクもあります。
ノンバンクは銀行の子会社というケースもあります。
管理者が勤務をしている銀行ではノンバンクの借入について次のような取り扱いをしています。

ノンバンク借入あると銀行から融資は受けられないのか？のまとめ

以上ノンバンク借入と銀行からの融資についてまとめますと次のようになります。