初めてキャッシングを利用されている方にこれだけは押さえておいてほしいというポイントを1つだけ説明します。
とても大切なことです。
キャッシングの特徴
大切なポイントをご案内する前にまずはキャッシングについて簡単に整理をしておきましょう。
利用可能額まで繰り返し利用できる
キャッシング(カードローンも同じ)は利用可能額まではいつでも繰り返し利用できるという特徴があります。
多くの方が利用する住宅ローンとの比較で考えてみてください。
住宅ローンはというのは借りた後はひたすら返済を続けるだけです。
返済が進んだのでまた返済が進んだ分まで住宅ローンの利用ができるという性質のものではありません。
借りたら後は返すだけです。
これに対してキャッシングというのは新規の契約時に利用可能額というものが設定されます。
例えば利用可能額が50万円だとします。
そして最初に50万円を利用したとします。
その後返済を続けて現在の利用残高が40万円であるとします。
当初より10万円の返済が進んだわけです。
キャッシングはこの返済が進んだ10万円についてはいつでも再び利用することができます。
利用可能額50万円までは繰り返し利用できるのです。
これがキャッシングの特徴です。
毎月返済がある
毎月の決まった日に利用残高に応じて返済をしなければなりません。
通常は銀行口座からの引き落としにて返済をすることになります。
簡単に任意返済ができる
住宅ローンも毎月決まった日に返済をしなければなりませんが、この決まった日以外に手元に余ったお金で返済をしようとすると事前に銀行にて手続きを行わなければなりません。
これに対してキャッシングは通常は新規契約時にカードが発行されますが、このカードを使ってATMにていつでも決まった日の返済以外に返済を行うことができます。
これを任意返済などと呼んでいます。
金利が高い
はっきりと言って金利が高いです。
広告では3%台からといった案内がされていますが、これはごく一部の条件に合致した限りなく少ない方に適用されるものであって普通は二桁です。
おおむね17%~18%というのがキャッシングの金利相場です。
仮に金利が18%だとしてキャッシングの利用残高が50万円だとすると計算上は1年間の利息は9万円となります。
大切なポイント
キャッシングは急なお金の出費に非常に強い味方になってくれる一方で高い金利を支払わないといけないという側面もあります。
しかし必要な時にはお金を用意しなければいけませんからキャッシングを利用すること自体に問題はありません。
ただ一点だけ押さえておいていただきたいポイントがあります。
それは必ず返済をしなければならないということです。
キャッシングはつまりは借金です。
借りたものは返さなければなりません。
もし返せないとなると個人信用情報に大きな傷がついてしまい、その後の消費生活に大きな支障が出てきます。
返せる範囲内でキャッシングを利用すること
このような返せないというような事態に避けるためにはキャッシングの利用は返せる範囲内で抑えるということです。
返せる範囲でというのは毎月のお金の収支のプラスの範囲内にするということです。
上の図の例ですと毎月22万円の収入に対して生活費の支出合計は189千円です。
そして収入から生活費支出を差し引いて手元に残るのは31千円(生活収支)です。
したがって毎月の返済が31千円を超えない範囲でキャッシングを利用するということです。
生活収支よりも返済の方が多いとなるということは返済するお金がないということですから、返済するお金のために別の新たなキャッシングを利用しなければならなくなります。
これは借金が増加していく悪循環の始まり、これが続くと借金地獄に陥り事態は悪化の一途をたどります。
返せる範囲内でキャッシングを利用する
自分自身のために必ず守ってください。
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