銀行に融資を申し込んだものの、なかなか審査結果の連絡が来ない。
「融資を受けられるのか、受けられないのか、早く回答してほしい」
このように感じている中小企業経営者の方も多いのではないでしょうか。
特に、仕入代金や給与の支払いなど、資金が必要な日が迫っている場合には、銀行からの回答を待つ時間が長く感じられるものです。
結論から申し上げますと、銀行融資の審査結果が遅いからといって、融資が否決されるとは限りません。
銀行融資は、担当者個人の判断だけで決まるものではなく、返済能力や資金使途などの審査と、銀行内部の正式な承認手続きが必要だからです。
ただし、審査が長引いている理由によっては、融資条件の変更や否決につながる場合もあります。
この記事では、銀行の法人融資業務に長年携わってきた立場から、銀行が融資の可否をすぐに回答しない理由、審査結果が出るまでの期間、融資稟議の仕組み、銀行から返事が来ない場合の対処法を解説します。
銀行融資の審査結果が遅いのは否決の兆候なのか
銀行に融資を申し込んだ後、なかなか連絡が来ないと「融資を断られるのではないか」と不安になると思います。
しかし、銀行からの回答が遅いことだけで、融資の可否を判断することはできません。
融資審査が長引く理由には、銀行内部の決裁手続き、追加資料の確認、信用保証協会の審査など、さまざまな事情があるためです。
審査に時間がかかっていても融資が承認される場合はある
例えば、銀行の融資担当者が融資に前向きであっても、融資金額が大きいために本部決裁が必要となる場合があります。
また、決算書の内容について追加の確認が必要になり、融資稟議の決裁までに時間がかかることもあります。
このような場合、審査結果が出るまでに時間がかかっていても、最終的に融資が承認される可能性はあります。
審査が難航している可能性もある
一方で、銀行が会社の返済能力や資金使途について慎重に検討しているために、審査が長引く場合もあります。
例えば、次のような事情がある場合です。
- 直近の決算で大幅な赤字になっている
- 債務超過が続いている
- 既存借入金の返済負担が大きい
- 融資希望金額の根拠が不明確である
- 売掛金の回収見通しに懸念がある
- 今後の資金繰りに不安がある
こうした事情がある場合、銀行は追加資料や説明を求めることがあります。
ただし、追加資料を求められたこと自体が否決の兆候というわけではありません。
重要なのは、回答が遅い理由を推測することではなく、銀行に審査の進捗状況と今後の見通しを確認することです。
銀行融資の審査結果はいつわかるのか
銀行融資の審査結果が出るまでの期間は、銀行や融資の種類、申込金額、会社の財務内容などによって異なります。
既存の取引先が比較的小口の融資を申し込む場合と、初めて取引する会社が多額の融資を申し込む場合では、必要な審査の内容が異なるためです。
また、信用保証協会付き融資の場合には、銀行の審査に加えて信用保証協会の審査も必要になります。
そのため、すべての銀行融資について「申し込みから何日で結果が出る」と一律に説明することはできません。
銀行融資の審査期間の目安
一般的な審査期間の考え方は次のとおりです。
| 融資の種類 | 審査期間の考え方 |
|---|---|
| 既存取引先への融資 | 取引実績があり、資料がそろっていれば比較的短期間で進む場合がある |
| 新規取引先への融資 | 会社の実態や事業内容、財務状況などの確認に時間を要する場合がある |
| 信用保証協会付き融資 | 銀行と信用保証協会の審査が必要になる |
| 多額の融資 | 上位決裁や追加資料の確認によって時間を要する場合がある |
| 財務内容に課題がある会社への融資 | 赤字や債務超過の原因、返済能力、改善見通しなどの確認に時間がかかる場合がある |
銀行や案件によっては数営業日から数週間程度で結果が出る場合がありますが、それ以上かかることもあります。
これは一般的な目安であり、すべての融資に当てはまる期間ではありません。
また、審査結果が出る日と、実際に融資金が入金される日は別です。
融資が承認された後も、契約書類の作成や確認などの手続きが必要になるためです。
審査期間はいつから数えるのか
経営者が「融資を申し込んでから2週間たった」と考えていても、銀行側では必要資料がすべてそろってから本格的な審査を進めている場合があります。
例えば、融資相談をした後に決算書を提出し、さらに数日後に試算表や資金繰り表を提出した場合です。
このような場合、最初に相談した日からの経過日数だけでは、審査がどの程度進んでいるのか判断できません。
銀行に確認する際には、次の点を聞いておくとよいでしょう。
- 必要資料はすべてそろっているか
- 現在、審査はどの段階にあるか
- 結果が出るのはいつ頃の見込みか
- 融資実行はいつ頃になる見込みか
銀行が融資の可否をすぐに回答しない7つの理由
銀行が融資の可否をすぐに回答しない理由は、大きく分けると次の7つです。
1. 融資担当者だけでは融資を決定できない
銀行の融資担当者は、日頃の取引状況や決算書などから、融資の可能性をある程度判断できる場合があります。
例えば、業績が安定していて借入金の返済にも問題がない会社であれば、担当者としては前向きに融資を検討できると考えるかもしれません。
しかし、担当者の判断と銀行としての正式な融資承認は別のものです。
融資担当者が前向きに考えていても、審査の過程で問題が見つかることがあります。
その結果、融資が認められなかったり、希望した金額や条件が変更されたりする可能性があります。
2. 融資稟議の作成と承認が必要になる
銀行融資では、融資の内容や審査結果を整理した稟議書を作成し、所定の承認を受ける手続きが行われます。
これを一般に融資稟議といいます。
融資稟議では、会社の業績や財務内容、資金使途、返済能力、融資条件などが検討されます。
融資金額や案件の内容によっては、支店内だけでなく、本部などの決裁が必要になる場合もあります。
正式な承認が得られるまでは、融資担当者が融資を確約することはできません。
3. 会社の返済能力について確認が必要になる
銀行が融資審査で重視するのは、融資した資金を会社が返済できるかどうかです。
銀行は、利益やキャッシュフロー、既存借入金の返済負担などを確認します。
特に、赤字や債務超過がある会社では、その原因や今後の改善見通しを詳しく確認することがあります。
返済能力の判断に必要な情報が不足している場合には、追加資料の提出や説明が必要になります。
4. 資金使途や融資希望金額の確認が必要になる
銀行は、融資した資金が何に使用されるのかを確認します。
例えば、運転資金として1,000万円を申し込んだ場合、銀行はなぜ1,000万円が必要なのかを確認します。
売上増加に伴う仕入資金なのか、売掛金の回収までに必要な資金なのかによって、確認する内容は異なります。
資金使途や必要金額の根拠が不明確な場合には、審査が長引くことがあります。
5. 追加資料の提出が必要になる
銀行は、決算書だけでは判断できない事項について、追加資料を求める場合があります。
例えば、次のような資料です。
- 直近の月次試算表
- 今後の資金繰り表
- 借入金一覧表
- 売掛金の内訳や回収予定表
- 受注書や契約書
- 設備投資の見積書
- 業績改善計画
必要な資料が提出されるまで審査を進められない場合もあります。
そのため、銀行から追加資料を求められた場合には、速やかに対応することが重要です。
6. 信用保証協会の審査が必要になる
信用保証協会付き融資の場合には、銀行の審査に加えて信用保証協会の審査が必要になります。
銀行の担当者が前向きに考えていても、信用保証協会の保証承諾が得られるまでは、保証付き融資としての実行は確定しません。
また、信用保証協会から追加資料や説明を求められる場合もあります。
7. 融資金額や条件について調整が必要になる
銀行は、融資の可否だけでなく、融資金額、金利、返済期間、担保・保証などの条件についても検討します。
例えば、希望金額1,000万円に対して、銀行が700万円までなら融資可能と判断する場合も考えられます。
また、希望した返済期間では返済負担が大きいと判断され、返済条件について再検討する場合もあります。
こうした条件調整が必要になると、回答までに時間がかかることがあります。
銀行融資の審査はどのような流れで進むのか
銀行融資の審査は、一般に次のような流れで進みます。
- 融資の相談・申し込み
- 必要資料の提出
- 融資担当者による内容確認
- 返済能力や資金使途などの審査
- 融資稟議の作成・決裁
- 融資可否や融資条件の回答
- 契約手続き・融資実行
実際の手続きは銀行や融資商品によって異なります。
また、信用保証協会付き融資では、信用保証協会の審査や保証承諾などの手続きが加わります。
融資申し込みと必要資料の確認
銀行は、融資の申し込みを受けると、まず融資の目的や希望金額、返済期間などを確認します。
あわせて、決算書や試算表、資金繰り表など、審査に必要な資料の提出を求めます。
設備資金の場合には、見積書や設備投資計画なども確認します。
融資担当者による審査
融資担当者は、提出された資料をもとに会社の財務内容や資金使途、返済能力などを確認します。
例えば、運転資金の申し込みであれば、なぜその金額が必要なのかを確認します。
また、既存借入金の返済状況や、融資を受けた後の資金繰りなども検討します。
融資稟議の作成と決裁
担当者が融資を進めることが妥当だと判断した場合には、必要に応じて融資稟議を作成し、所定の決裁手続きに進みます。
融資稟議では、担当者の意見だけでなく、融資のリスクや返済の確実性などが検討されます。
決裁の過程で追加説明や資料の提出が必要になる場合もあります。
融資条件の回答と契約手続き
融資が承認された場合には、融資金額や金利、返済期間などの条件が示されます。
その後、融資契約の締結や必要書類の確認などを経て融資が実行されます。
担保設定などが必要な場合には、さらに手続きが発生することがあります。
銀行の融資稟議では何が審査されるのか
融資稟議では、銀行が融資した資金を回収できるかどうかが重要な判断材料になります。
主に次のような項目が確認されます。
会社の業績と財務内容
銀行は、売上高や利益の推移、自己資本の状況、借入金の残高などを確認します。
赤字や債務超過がある場合には、その原因や今後の改善見通しなども検討します。
融資の資金使途
銀行は、借りた資金を何に使用するのかを確認します。
運転資金であれば必要金額の根拠、設備資金であれば設備投資の内容や金額などが重要です。
借入金の返済能力
銀行は、会社が融資を受けた後も無理なく返済できるかどうかを確認します。
利益やキャッシュフロー、既存借入金の返済負担などが判断材料になります。
既存の借入状況
銀行は、自行だけでなく他の金融機関からの借入状況も確認します。
借入金の残高や毎月の返済額、返済条件などによって、追加融資の判断が変わる場合があります。
融資条件の妥当性
銀行は、融資金額や金利、返済期間、担保・保証などの条件についても検討します。
そのため、融資そのものは認められても、申込金額が減額されたり、返済期間などが変更されたりする場合があります。
銀行員が「融資は大丈夫そうです」と言えば融資は確定なのか
銀行の融資担当者から「融資は大丈夫そうです」「前向きに検討します」と言われると、経営者としては融資を受けられると期待すると思います。
しかし、これらの発言だけで融資が確定したとはいえません。
融資担当者の前向きな見通しと、銀行としての正式な融資承認は別のものです。
担当者が前向きでも融資が否決されることはある
融資担当者が融資可能と考えていても、稟議の決裁過程で異なる判断が示される場合があります。
例えば、担当者は返済能力に問題がないと判断していても、審査部門などが将来の資金繰りに懸念を持つことがあります。
その結果、融資が認められない場合もあります。
融資金額や条件が変更される場合もある
融資が認められる場合でも、申込内容どおりになるとは限りません。
- 希望金額よりも融資金額が少なくなる
- 希望した返済期間が変更される
- 金利などの条件が変更される
- 担保や保証に関する条件が付く
このため、担当者の事前説明だけで資金調達が確定したものとして資金繰りを組むことには注意が必要です。
正式承認後も融資実行まで手続きがある
融資稟議が承認された後も、融資契約の締結や必要書類の確認などが必要です。
担保設定などが必要な場合には、さらに手続きが発生することがあります。
そのため、正式承認を受けた日と、実際に融資金が入金される日は必ずしも同じではありません。
銀行から融資審査の返事が来ない場合の対処法
融資を申し込んだ後、銀行からなかなか連絡が来ない場合には、担当者に審査の進捗状況を確認することをおすすめします。
銀行に問い合わせること自体を過度に遠慮する必要はありません。
特に、資金が必要な日が迫っている場合には、早めに状況を確認することが重要です。
1. まず審査結果の回答予定日を確認する
融資申し込みの際に、担当者から審査結果の回答予定日を聞いている場合には、その予定日を一つの目安にします。
予定日を過ぎても連絡がない場合には、審査状況を確認してよいでしょう。
回答予定日を聞いていない場合には、現在の審査状況と今後の見通しを確認します。
「申し込みから何日たったら問い合わせるべき」という一律の基準があるわけではありません。
資金が必要な日までの余裕や、担当者から説明されたスケジュールを踏まえて判断することが大切です。
2. 銀行には具体的な質問をする
銀行に問い合わせる際には、単に「融資はまだですか」と聞くよりも、次のような点を確認するとよいでしょう。
- 現在、審査はどの段階にありますか
- 追加で必要な資料はありますか
- 審査結果はいつ頃わかる見込みですか
- 希望する融資実行日に間に合う可能性はありますか
- 融資が承認された場合、契約から実行までに何日程度必要ですか
銀行の内部審査の詳細については回答できない場合もありますが、必要資料や今後の見通しについて確認できることがあります。
3. 資金が必要な日と金額を具体的に伝える
例えば、10月30日に仕入代金500万円を支払う必要がある場合には、その日付と必要金額を具体的に伝えます。
「できるだけ早く融資を受けたい」という説明よりも、資金が必要な日と金額が明確な方が、銀行も状況を把握しやすくなります。
ただし、支払日が迫っているからといって、銀行が審査を省略できるわけではありません。
4. 追加資料の依頼には速やかに対応する
銀行から追加資料の提出を求められた場合には、できるだけ速やかに対応することが重要です。
資料の提出が遅れると、その分だけ審査が長引く可能性があります。
また、資料の数字と説明内容に食い違いがあると、追加確認が必要になる場合があります。
提出前に、決算書、試算表、資金繰り表などの数字に不整合がないか確認しておきましょう。
5. 回答が遅い場合は資金繰り表を見直す
銀行からの回答を待っている間も、会社の支払いは発生します。
そのため、融資実行が希望日より遅れる可能性を考慮して、資金繰り表を見直すことが重要です。
具体的には、次の点を確認します。
- 現在の預金残高はいくらあるか
- 今後の売掛金の入金予定はどうなっているか
- 給与や仕入代金などの支払予定はいくらあるか
- 融資が予定日までに実行されない場合、いつ資金が不足するか
- ほかに利用可能な資金調達手段はあるか
銀行融資の審査結果を待つことと、会社の資金繰りを管理することは別です。融資が予定どおり実行されない場合も想定しておく必要があります。
融資が希望日に間に合わない場合はどうするのか
銀行からの回答が遅く、資金が必要な日に融資実行が間に合わない可能性がある場合には、早急に資金繰り対策を検討する必要があります。
取引銀行に状況を具体的に相談する
まずは、現在融資を申し込んでいる銀行に、資金が必要な日と資金不足の見込みを具体的に伝えます。
そのうえで、審査結果や融資実行の見通しを確認します。
ただし、審査中の融資を必ず希望日に実行できるわけではありません。
ほかの取引金融機関への相談も検討する
複数の金融機関と取引がある場合には、ほかの取引銀行への相談も選択肢になります。
ただし、別の銀行でも融資審査は必要です。
そのため、ほかの銀行に相談すれば必ず早く融資を受けられるというわけではありません。
売掛金の回収予定を確認する
売掛金の入金予定がある場合には、取引先との契約条件や請求内容を確認し、予定どおり回収できるかを確認します。
入金予定の確認は、短期的な資金繰りを把握するうえで重要です。
支払予定を整理し、早めに関係先へ相談する
支払いが集中している場合には、支払日や金額を整理し、資金繰りへの影響を確認します。
支払条件の変更が必要な場合には、取引先などの関係先に早めに相談することが重要です。
ただし、支払期限を一方的に変更したり、税金や社会保険料などの支払いを無断で遅らせたりすることは避ける必要があります。
資金不足が見込まれる場合には、関係先や専門家に早期に相談し、適切な対応を検討してください。
銀行融資の審査を長引かせないための準備
銀行融資の審査期間を会社側で自由に短縮することはできません。
しかし、必要な資料を準備し、融資の内容を明確に説明することで、追加確認にかかる時間を減らせる場合があります。
資金が必要になる前に相談する
融資の相談は、できるだけ余裕を持って行うことをおすすめします。
特に、初めて取引する銀行への申し込みや、信用保証協会付き融資、設備資金などでは、審査や契約に時間を要する場合があります。
融資の必要金額と資金使途を明確にする
銀行に融資を申し込む際には、なぜ資金が必要なのか、いくら必要なのかを具体的に説明します。
運転資金であれば資金繰り表、設備資金であれば見積書や設備投資計画などを準備すると、審査に必要な説明がしやすくなります。
決算書や試算表などを早めに準備する
銀行から求められることが多い資料には、次のようなものがあります。
- 直近の決算書
- 最新の月次試算表
- 今後の資金繰り表
- 借入金一覧表
- 融資の資金使途を確認できる資料
- 必要に応じて業績改善計画など
資料がそろっていれば、追加の確認にかかる時間を減らせる場合があります。
銀行との日頃の情報共有を大切にする
銀行との取引では、融資を申し込むときだけでなく、日頃から業績や資金繰りの状況を共有しておくことも重要です。
例えば、売上が大きく減少した場合や、大口受注によって運転資金が増える見込みがある場合には、早めに銀行へ説明しておくことが考えられます。
銀行が会社の事業内容や財務状況を把握していれば、融資相談の際に説明しやすくなる場合があります。
ただし、日頃から情報共有しているからといって、融資の承認や審査期間の短縮が保証されるわけではありません。
銀行融資の審査結果に関するよくある質問
銀行融資の審査結果は何日で出ますか?
銀行や融資の種類、申込内容などによって異なります。
数営業日から数週間程度で結果が出る場合もありますが、追加資料の確認や信用保証協会の審査などによって、それ以上かかることもあります。
銀行から融資審査の連絡が来ないのは否決されるからですか?
必ずしもそうではありません。
審査中であることや、追加確認、決裁手続きなどによって時間がかかっている場合もあります。
連絡が遅いことだけで、融資の可否を判断することはできません。
融資審査が長いと融資に通る可能性は低くなりますか?
審査期間の長さだけで融資の承認可能性を判断することはできません。
本部決裁や信用保証協会の審査など、手続き上の理由で時間がかかる場合もあります。
一方、返済能力や資金使途に懸念があるため、慎重な審査が続いている場合もあります。
銀行の融資担当者が前向きなら融資は通りますか?
担当者が前向きであっても、正式な融資承認が得られるとは限りません。
融資稟議の決裁過程で、否決や条件変更となる場合があります。
融資審査の途中で銀行に問い合わせてもよいですか?
問い合わせることは問題ありません。
審査の進捗状況や追加資料の有無、結果が出る見込みなどを確認するとよいでしょう。
ただし、審査中は銀行が明確な融資可否を回答できない場合があります。
銀行の融資稟議が通ればすぐに融資を受けられますか?
融資稟議が承認された後も、融資契約や必要書類の確認などの手続きが必要です。
担保設定などが必要な場合には、さらに時間を要することがあります。
融資審査中に追加資料を求められたら否決の可能性が高いですか?
追加資料を求められたことだけで、否決の可能性が高いとはいえません。
銀行が融資の可否を判断するために、売上や利益の内容、資金使途、返済能力などを確認している場合があります。
必要な資料を提出し、確認事項に正確に回答することが重要です。
急いで融資を受けたい場合はどうすればよいですか?
まず、資金が必要な日と必要金額を銀行に具体的に伝えます。
あわせて、決算書や試算表、資金繰り表などの必要資料を早めに準備することが重要です。
ただし、銀行の審査や承認手続きを省略できるわけではありません。
銀行融資の審査結果が遅い理由のまとめ
銀行に融資を申し込んだ場合、経営者としてはできるだけ早く融資の可否を知りたいところだと思います。
しかし、銀行融資は担当者個人の判断だけで決まるものではありません。
銀行内部の審査や正式な承認手続きが必要になるため、融資の申し込みを受けたその場で回答することは通常できません。
- 銀行融資の審査結果が遅いことだけで否決とは判断できない
- 融資の可否は担当者個人の判断だけでは決まらない
- 融資審査では業績、財務内容、資金使途、返済能力などを確認する
- 融資稟議の決裁や信用保証協会の審査に時間がかかる場合がある
- 担当者が前向きでも融資が否決される可能性がある
- 融資金額や返済期間などの条件が変更される場合もある
- 銀行から返事が来ない場合には進捗状況と回答予定日を確認する
- 融資が希望日に間に合わない場合も想定して資金繰りを管理する
銀行員の立場から申し上げると、融資担当者がその場で融資の可否を断言しないのは、銀行内部の審査で結論が変わる可能性があるためです。
また、経営者にとって重要なのは、融資の可否だけでなく、必要な日に資金を確保できるかどうかです。
資金繰りに支障が出ないようにするためにも、銀行融資は余裕を持って相談し、審査結果の見通しと融資実行予定日を確認することが大切です。
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銀行融資では、審査の進捗状況を確認するだけでなく、会社の返済能力や資金使途、今後の資金繰りを整理しておくことが重要です。
また、融資の実行が予定より遅れる場合も想定して、資金繰りを継続的に管理する必要があります。
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