銀行融資の基本

納税の滞納で差押を受けましたが銀行融資は無理ですか?

税金滞納や預金口座差押は融資が受けられなくなる決定的な原因となります。

質問

融資についてのご質問がありご連絡させて頂きました。
先日、信用保証協会の審査も通り、取引銀行へ翌日に最終の書類を受け取りにいくはずでした。
しかし昨日、自動車税、固定資産税の支払いを忘れていた為、税務署より差し押さえの連絡が入り慌てて支払いに行き差し押さえ解除をしてもらいました。
すぐに銀行担当者から今回の融資の話は待って欲しいとの連絡が入りました。
即差し押さえ解除はされたのですが、その事実を信用保証協会に話し、協議するとの事でした。
支払い忘れはこちらのミスでもあるのですが、なんとか融資に影響が出ないように銀行担当者に話をしたのですが、本日連絡がありやはり融資できないとの事でした。
保証協会へこちらから話に行けないかと聞いたところ、話しても今回の決定は変わらないとの事。
もし、どうしても融資が必要な際には期待薄ですが再度申し込みをして下さいとの事でした。
やはり保証協会へ話に行っても内容は変わらないでしょうか。
それと、1度の差し押さえの事実で今後の融資(信用保証協会又は国民金融公庫)に影響は出るのでしょうか?

差押のインパクト

差押の事実は残念ですが銀行融資には強力なインパクトがあります。
銀行融資の基本約定書である銀行取引約定書では預金の差押があった場合、借入人は期限の利益を当然に喪失し、直ちに借入金全額を一括返済しなければならない義務が生じる旨規定しています。
ご質問者の場合、資金繰りが本源的に逼迫していたわけではなく、納税を失念していたのが事実だと思いますが、銀行や信用保証協会など第三者にはなかなか理解を得るのが難しいところです。
差押を受ける前には一定期間の時間があったと思いますし、催促もあったと思います。

資金繰りへの懸念

税金などを長期間に渡って納付をせずに預金口座の差押を受けるということは理由の如何を問わず、銀行などの第三者から見ればその会社(人)の資金繰りが相当にひっ迫していることを想像させます。
銀行として融資は必ず返済してもらわなければなりません。
融資には審査がありますが、何を審査しているかというとその中心はきちんと返済できるかどうかということです。
きちんと返済出来るためには何よりも資金繰りが安定していなければなりません。
税金が払えないほど資金繰りがひっ迫している状態ではきちんと返済は出来ないと銀行は考えます。
そうなると融資の審査は下りずに融資が実行されることはありません。
どれだけ税金の納付に行く時間がなかったなどと言っても差押を受けるには長期間に渡って税金が納付されていないことを示しています。
また差押を受けるまでには何度の連絡、つまり督促を受けているはずです。
それにも関わらずに納付をしていないということはやはり資金繰りが困っていると考えざるを得ません。

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