メガバンクは世界中に支店網を築いて、まさにグルーバルナ金融事業を展開をしています。
日本を代表するような大企業はすべてと言って良いほどメガバンクと取引をしています。
一方でメガバンクは小規模な中小企業にも融資を含めて取引をしてくれるものでしょうか。
質問
家族経営で中小企業として小さな店を経営しています。
経営を始めてから5ヶ月が経過しました。
少しずつですが、お客さんにも信頼されるようになり自信もついてきました。
経営を始めたころは手元のお金がなくなったら諦めるつもりでしたが、少し欲も沸いてきています。
運転資金として3百万円ほど借入したいと考えています。
近くにメガバンクがあり、預金口座を利用しています。
近くて便利なために今回の融資もこのメガバンクが利用できればと思っていますが、メガバンクは小規模な中小企業も相手にしてくれるものでしょうか。
メガバンクと地方銀行の違い
大企業はメガバンク、小規模な中小企業は地方銀行や信用金庫といったイメージがありますが、そもそもメガバンクと地方銀行との違いは何でしょうか。
ここにメガバンクが小規模な中小企業を相手にするかどうかの答えがあります。
業務内容はほぼ同じ
メガバンクと地方銀行ですがともに銀行ですので預金や融資など金融業務の中身は同一です。
違いを見つけることの方が難しいのではないでしょうか。
地方銀行の中でも大企業と取引をしているところもあります。
融資業務、預金業務、為替業務ともメガバンクと地方銀行で違いはありません。
支店網が違う
地方銀行の国内店舗網は基本的にその地方中心の構成となっています。
全国津々浦々に支店網を張り巡らしているとは言えません。
また外国に支店を開設している地方銀行はごく一部でしょう。
これに対してメガバンクは基本的に全国津々浦々に支店網を張り巡らしています。
また外国の主要な地域にもメガバンクは支店を開設をしています。
このように支店網がメガバンクと地方銀行の大きな違いでしょう。
メガバンクは小規模な中小企業とも取引を行う
支店網はメガバンクと地方銀行で違いがありますが、取引相手方、つまり大規模か小規模かによって取引の制限は設けていません。
したがって小規模な中小企業であってもメガバンクの融資取引を含めた取引をすることが可能です。
現に多くの小企業な中小企業がメガバンクから融資を受けています。
小規模な中小企業だからといってメガバンクが相手にしてくれないということはありません。
もっとも小規模な中小企業は大企業に比べて世の中の数が多いです。
また小規模な中小企業は大企業に比べて融資のボリュームなどにどうしても違いが生じています。
そのため現在ではメガバンクは小規模な中小企業との取引はどこかの拠点に集約をするなど効率化が進めています。
しかし繰り返しですがメガバンクが小規模な中小企業をほとんど相手にしないということはありません。