融資量だけの主力は主力行ではありません


2013年09月03日

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銀行取引においては主力行とか準主力行といった位置づけがあります。
主力行や準主力行とは融資先にとってもっとも重要な銀行であり、資金繰りが不安定なときにそれを助けてくれるもっとも頼りになる存在と言えます。
では主力行とか準主力行というのはどのような基準で判断されるのでしょうか?
もっともわかりやすい物差しと言えば、それは融資量です。
融資量がもっとも多い銀行は主力行、次に融資量が多い銀行が準主力行といった位置づけです。

しかし銀行側は融資量が一番多いから自分のところが主力行とは必ずしも考えません。
融資量だけの物差しだけで主力行とは銀行は考えないのです。
融資量の他にもう1つの要素があって初めて銀行は自分のところが実質的にも主力行だと考えます。
そのもう1つの要素とは取引振です。
取引振とは売上金の回収の集中度合いのことです。
売上金の回収の多くを主力銀行の預金口座に集中させている場合には取引振が充実しているとその銀行は考え、名目的にも実質的にも自分の銀行が主力行だと考えます。
一方で融資量がもっとも多くても、売上金の回収にその銀行の口座をほとんど使っていなければ、名目的には主力行であっても実質的には主力行だとその銀行は考えません。
そのような銀行に「お宅は当社の主力行なのだから、資金繰りが苦しい時にもきちんと助けてほしい」といっても通用しません。

融資量だけではなく取引振の度合いも整ってはじめて銀行は主力行だと認識して、融資先の資金繰り等を支える姿勢を見せるものです。






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