投融資が多い先に銀行員が悩むこと


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有価証券や会員権、貸付金など投融資を多く行なっている先は融資において銀行員の悩みの種です。
最近、ある物流会社に運転資金の融資検討を行いました。
業績はまずまずであり一見、融資は前向きに検討しやすいところです。
しかし一点、問題点がありました。
それはこの会社は多額の保険積立を行なっている点です。
会社の経営において万が一に備えて保険に加入すること自体は自然なことですし、必要な側面もあります。
問題はその程度です。

この会社の年商は約5億円です。
これに対して保険積立の額は3億円ほどに上っています。
いろいろな考えがあってこの会社は保険に加入しているわけですが、やはり年商5億円に対してその6割に匹敵する3億円もの保険に加入していることはやはり過多と考えざるを得ません。
このような先に融資を行う際に悩みの種になるのは融資資金が運転資金など事業に関わる要因に利用されるのではなく、保険という投融資に利用されるのではないかという資金使途の問題です。
直接的に融資の資金が保険の積立金に利用されないとしても、お金に色はありませんから回り回って保険に流用される危惧が銀行にはあるわけです。
したがって銀行はこのような投融資が多い先への融資は慎重になります。

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