住宅ローンを申し込みたいが家族のことが気になる・・・。
旦那や妻がブラックリストだと住宅ローンの審査に通るのか、やはり通らないのかが気になると思います。
家族がブラックリストだと住宅ローンの審査に通るのか通らないのかについて案内をします。
目次
旦那や妻のことが住宅ローンの審査で気になる
マイホームを持つことはおそらく私たち多くの日本人にとって1つの大きな目標だと思います。
新婚当初は夫婦2人暮らしですから、それほどたくさんの部屋も必要がなく賃貸マンションや賃貸アパートで十分です。
実際に新婚夫婦の多くは賃貸マンションや賃貸アパートで生活を始めると思います。
しかし子供が生まれて成長してくることがきっかけとなって戸建住宅やマンションといったマイホームの取得を目指します。
そのマイホームの取得の際に多くの人が利用するのが住宅ローンです。
住宅ローンは金額も多額でありローン期間も長いこともあり、銀行の個人ローンの分野でももっとも厳しい審査基準となっています。
そのような住宅ローンをいよいよ申し込むにあたって家族のことが気になる方が少なくありません。
ここでは1つの具体例として旦那な住宅ローンを申し込むにあたり家族である妻がブラックリストの状態の場合に住宅ローンの審査に通るのか通らないのかを案内します。
旦那が住宅ローンを申し込むにあたり家族である妻がブラックリストだが審査に通るのか?
妻がブラックリストだと住宅ローン審査に通るのか通らないかの結論
結論は次の通りです。
妻がブラックリストの場合に住宅ローン審査に通るかどうかの結論
・住宅ローンの審査に通らない
家族である妻がブラックリストに載っている状態で旦那の住宅ローンの審査が通るかどうかはケースによって2つに分かれます。
家族がブラックリストでも住宅ローンの審査に通るケース
家族である妻がブラックリストでも住宅ローンの審査に通るケースは次の条件を満たす場合です。
住宅ローン審査に通るケース
・自宅の名義は100%が旦那
・旦那の収入だけで住宅ローンが返済できる
この3つの条件ともすべて満たす場合には住宅ローンの審査対象者は旦那だけです。
住宅ローンの審査対象者
ここで住宅ローンを申し込んだ場合に誰が審査の対象になるかですが、基本は住宅ローンを申し込んだ人です。
今回の具体例では旦那です。
妻を含めた家族は原則として住宅ローンの審査対象外です。
したがって旦那だけが住宅ローンの審査の対象であれば家族がブラックリストであろうとなかろうと審査にはまったく関係がありません。
さきほどの3つの条件、つまり
3つの条件
・自宅の名義は100%が旦那
・旦那の収入だけで住宅ローンが返済できる
をすべて満たす場合には家族は住宅ローンの審査の対象外となりますから家族がブラックリストであっても旦那の住宅ローンの審査には影響しません。
しかしこれら3つの条件のうち1つでも該当しないと家族が住宅ローンの審査対象となります。
家族がブラックリストのため住宅ローンの審査に通らないケース
3つの条件を満たさない場合には家族が住宅ローンの審査の対象になります。
自宅の名義を旦那と妻と共有とする場合
購入する自宅の名義を家族との共有名義にする場合にはその家族が住宅ローンの審査の対象となります。
自宅の名義を旦那と妻の共有名義にする場合には妻も住宅ローンの審査の対象となります。
住宅ローンを利用するにあたっては必ず購入する自宅を担保に差し出す必要があります。
自宅の名義が旦那と妻の共有名義だとすると、旦那と妻が担保提供者との位置づけになります。
住宅ローンの審査では申し込んだ人とともに担保提供者も審査の対象となります。
自宅の名義が旦那の100%であれば申し込んだ人と担保提供者はいずれも旦那だけですから、旦那以外の家族は審査に対象外です。
しかし自宅を旦那と妻の共有名義とすると妻は担保提供者として住宅ローンの審査の対象となってしまうのです。
そして妻がブラックリストであれば現実には住宅ローンの審査には通らなくなります。
自宅を家族の共有名義とすると家族も住宅ローンの審査の対象となる
妻が連帯保証人になるケースもある
妻が担保提供者になる場合ですが、銀行によっては担保提供者である妻に連帯保証人になってもらうこともあります。
そして連帯保証人も当然に住宅ローンの審査の対象となります。
そのため妻がブラックリストであれば旦那の住宅ローンの審査は通らないという結果になります。
妻を収入を合算する場合
旦那の収入だけでは住宅ローンの審査に通らない場合、よくあるケースとして妻の収入を旦那の収入に合算して住宅ローンを通すことがあります。
しばしば夫婦の収入合算と呼ばれています。
旦那と妻の夫婦の収入合算で住宅ローンを申し込むことにより審査に使用される収入が旦那単独の場合に比べて増加します。
収入が増加することにより住宅ローンの審査基準の1つである返済比率の基準がクリアになったり、より多額の住宅ローンが利用できる可能性が出てきます。
そのため夫婦の収入合算で住宅ローンを利用する人は決して少なくありません。
そして夫婦の収入合算で住宅ローンを利用する場合には妻が住宅ローンの連帯債務者となったり連帯保証人になることが求められます。
夫婦収入合算では妻が住宅ローンの連帯債務者となったり連帯保証人になる
連帯債務者とは
住宅ローンの連帯債務者と旦那と妻の両方がそれぞれ住宅ローンを直接利用する本人となります。
債務者ですから住宅ローンを直接に返済する義務を負う立場です。
連帯保証人とは
一方で連帯保証人の場合ですが、これは住宅ローンを借りる人が旦那として妻が連帯保証人になった場合、住宅ローンを主に返済する義務がある人は旦那だけです。
そしてもし旦那が住宅ローンの返済ができなくなった場合には連帯保証人である妻が住宅ローンを返済する義務を負います。
連帯債務者と連帯保証人で共通すること
連帯債務者と連帯保証人で共通することは最終的に住宅ローンを返済する義務を負っているということです。
連帯債務者は第一義的に、連帯保証人は第二義的にという違いはありますが、いずれも場合も最終的に住宅ローンを返済する義務を負っています。
連帯債務者と連帯保証人は個人信用情報の調査対象
このように連帯債務者と連帯保証人はいずれも最終的に住宅ローンを返済する義務を負っていますから、銀行は住宅ローンの審査の一環として連帯債務者や連帯保証人の個人信用情報を調査するのです。
そして妻がブラックリストであることが判明すれば住宅ローンの審査は通りません。
家族がブラックリストだと住宅ローンの審査が通りませんか?のまとめ
以上、家族がブラックリストだと住宅ローンの審査に通るか通らないかについてまとめますと次のようになります。
まとめ
・住宅ローンを借りる人が旦那で購入する自宅の名義が100%旦那で旦那の収入だけで申し込む場合には妻を含めた家族は審査の対象外
・したがってこの場合には家族がブラックリストの場合でも住宅ローンの審査には通る
・一方で自宅を家族との共有名義にしたり家族との収入合算で住宅ローンを申し込む場合には家族も審査対象となる
・この場合で家族がブラックリストの場合には住宅ローンの審査には通らない