融資審査マンの見方 銀行の本音

住宅ローンの遅延と信用保証協会審査について

本日信用保証協会に面談へ行ってまいりました。
そこで住宅ローンの遅延を指摘されました。
お給料日の関係でどうしても2~3日連れてしまいますと言ってみたのですが関係ない!!と言われました。
融資はむずかしいのでしょうか??

回答

返済に対する姿勢への不安

銀行の審査の基本は、融資先の返済能力の有無となりますが、その前提としてきちんと貸したお金を返済しようとされる人(会社)かどうかという点があります。
つまりお金に対して真面目な人か、無頓着な人かということです。
私たち個人が例えば友人にお金を貸したとします。
その友人は給料日にきちんと返すと借りる時に行っていました。
ところが給料日になっても返済はされずに、2,3日後に「ごめん、ごめん。ちょっと忙しくて」といって遅れて返す。
あるいはこちらから連絡をしないと返さない。
このような友人に再びお金を貸したくなりますか?
銀行の考え方もまったく同じです。
返済の遅れが一回程度であれば「たまたま」とも考えることが出来ますが、これが毎回とか何度もとなると到底「たまたま」とは考えられません。

資金繰りは大丈夫なのか

お給料日の関係で遅れてしまうということなのですが、これに対して「やむを得ない」と金融機関は一切考えません。
そもそも給料が入らないと返済が出来ないということはほとんど資金的な余力がないということです。
もっとも資金的な余力が乏しいからこそ融資を受けるわけですが、せめて1ヶ月程度の資金面の余力がないと銀行としても安心して貸すことは難しくなります。

資金流用への不安

信用保証協会は事業資金融資に対する保証を行うことを業務としています。
住宅ローンは事業資金ではありませんから、まったく別物です。
しかし借りる人は同一の個人ということになりますからその個人の財布は一つです。
事業目的の融資が事業に関わる運転資金などの本来の目的に使用されずに、住宅ローンなどの他の借金の返済に流用される懸念もあります。
住宅ローンがきちんと遅れることなく返済がなされていれば、事業資金が住宅ローン返済に流用されずにきちんと目的通りに利用されることに信頼が出来ます。
しかし頻繁に住宅ローンの返済が遅れているということであれば、事業資金融資は住宅ローンの返済に流用されてもおかしくないと考えられます。
信用保証協会や銀行にとって融資が当初の使途以外に流用されることは絶対に回避したい事柄です。
この点においても住宅ローンの返済遅延があると信用保証協会の保証認可が難しくなる原因となります。

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