銀行融資の基本

手形貸付の折り返しとは

手形貸付の折り返しという言葉を耳にされたことがあるでしょうか。
手形貸付は代表的な銀行の融資形態の1つですが、手形貸付の折り返しとはどのようなことなのかを説明します。

手形貸付とは

手形貸付の折り返しの説明をする前に手形貸付について簡単に整理をしておきます。
手形貸付は証書貸付と並んで銀行の融資の代表的なものです。
通常、銀行から融資を受ける際には銀行に融資の契約書を差し入れることが必要です。
手形貸付はその契約書として約束手形を銀行に差し入れることで融資が実行されるものです。
約束手形を銀行に差し入れることで融資が実行されるために、手形貸付と呼ばれているのです。

手形貸付の特徴

手形貸付には融資期間と融資の資金使途の2つにおいて特徴があります。

手形貸付は短期融資に使用される

手形貸付の特徴としてまず融資期間について説明します。
まず手形貸付は短期融資に対して利用されることが手形貸付の1つ目の特徴です。
短期融資とは融資期間が1年以内のものを指します。
理屈の上では融資期間が1年超の長期融資にも手形貸付で融資を行うことは可能ですが、慣習上、長期融資の場合は証書貸付となり短期融資では手形貸付が利用されるのが一般的です。

手形貸付は運転資金融資で使用される

運転資金というのは売上回収までのつなぎ資金の性格がありますから、基本的に短期の資金需要に対応するものです。
このようなこともあり手形貸付の融資の資金使途は運転資金であることが圧倒的です。
運転資金と並んで銀行の代表的な融資の資金使途は設備資金ですが、設備資金は長期融資になることが多いですから設備資金融資では手形貸付ではなく証書貸付となります。

手形貸付の折り返しとは

例えば手形貸付の融資の実行日が3月31日で融資期日が6月30日だとします。
3ヶ月の短期融資ですね。
この場合、銀行に差し入れる約束手形の振出日は3月31日、支払期日は6月30日となります。
原則としてこの融資の場合には融資期日、つまり手形の支払期日である6月30日に融資を完済する必要があります。

折り返しとは融資の継続

ところが多くの場合には融資期日である6月30日に融資の返済はせずに融資を継続することが少なくありません。
例えば融資期日を9月30日にして融資を継続するという扱いです。
このような場合には改めて今後は振出日が6月30日、支払期日が9月30日の約束手形を銀行に差し入れることになります。
このように手形貸付の融資期日に新しい約束手形を差し入れて実質的に手形貸付の融資を継続することを手形貸付と折り返しと呼んでいます。
手形貸付の書替と呼ばれることも少なくありません。


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